倫敦(ロンドン)から来た男 [DVD]を鑑賞したみんなと感想・レビュー・コメント一覧(89)

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ネメシュ・ラースロー監督『サウルの息子』を鑑賞したがデータが登録されていないので、彼がタル・ベーラのもとで助監督を務めた本作で記録するしかない。
表情やらカットバックは印象に残るのだが、肝心のストーリーが頭に入ってこない… 原作は知らないが、ミステリーとしての骨子は出来ているのだろうか。タル・ベーラはちゃんとした心理描写とかいらん気がする。BGMのループ感がRPGっぽかった。
ジョルジュ・シムノンの原作は読んでいたのだが、ようやく映画の方も鑑賞できた モノクロで、長回しで、登場人物は少なく、台詞も少ない 映画館で鑑賞できていれば圧倒されたであろう・・・しかしDVDだったため、眠気が orz  本では想像しきれなかった北フランスの港町の寒々しさが痛いほど伝わってきた 本も良かったので、未読の方はぜひ読んでみてください
ニーチェの馬でも感じた、まとわりつくような重たさはすごい。
タル・ベーラ的小市民の犯罪。この監督、「ニーチェの馬」を見た限りでは恐ろしいほど峻厳な反復と時間演出の作家という印象を持ったが、この作品も基本的には同様…約2時間20分で体感時間1日分の疲労を味わうことに。好みとは言えんが、冒頭の謎めいた一部始終や娘の働く店の通りを行くくだり、終盤の倫敦男との対峙と、ベーラのモノマニアック冥利に尽きるシーンをいくつか観れた点では損はしてない、損はしてないぞ。なお(恐らく原作の持ち味と思しき)微細な心理描写については口数の少なさゆえ煙に巻かれた感も少しある。原作が読みたい。
2007年タル・ベーラ+フラニツキー・アーグネシュ監督作品。原作はベルギー出身の推理作家ジョルジュ・シムノンの同名小説"L'homme de Londres"。オープニングのシーンがすごく良い。夜の港、事件の目撃、すべてが往年のフィルムノワールの一場面のように思わせぶりで謎めいている。『ニーチェの馬』に引き続き、モノクロームの寡黙な長回しも健在。均一に散りばめられた悲愴感をのせた音楽がロンドンから運ばれた霧と共に事件の秘密を覆い隠すように淡々と流れる。ラストも謎が残る。原作を読んでみたい。
面白かったかと言われれば疑問だが、しかしワンシーンワンカットをそれもモノクロームで魅せてくれるカメラワークは一見の価値は充分にあるだろう。つまりこれは映画とは何か?という問いにも見える。そしてそれはただ視ることに他ならないのだろう。
nm
超絶美
映画館で観たかったなぁ、と後悔するモノクロームの美しい映像と長回しのじっとりとした映像。
ようやくの鑑賞。最初の長回しから妙な緊迫感に襲われる。ほぼ無表情な登場人物達はお世辞にも幸福とは言えずどうにもみすぼらしい訳だが、それとは対象的な力強い音は確実な生をビリビリ感じさせる。人間を撮ると云う事はこうなのだと突き付けられた様。構図もしかり。“ニーチェの馬”と甲乙つけ難い。傑作。
とても緻密。繰り返し見たい。
映像が美しい
モノクロっていいな
これが噂のタル・ベーラか、まず驚いた。もうすぐ彼の「サタンタンゴ」という作品を観るので、その前に何か観ておこうと思い鑑賞したのだが、予想以上だった。彼はワンシーン・ワンショットを多用し、長回しでよくやるフィックスではなく、カメラを良く動かし、その中で常に完璧な構図を保っている。無駄が無く、画面全体に特殊な緊張感を生み出している。それ故かなり人工的にも感じるが、それはそれでおもしろかった。
カット尻の長さに焦れる。カメラワーク、画面構成はさすが。
★★★★冒頭から一つのシーンに10分もかける、まるで行間をじっくり読ませるような撮り方に驚く。が、画の圧倒的な美しさで全く飽きさせない。また、セリフも最小限に留めてあるが、味のある俳優たちの表情と計算されたカメラワークにより物語や感情の流れが伝わってくる。完全なる静の世界がじわじわと恐怖を見せ付ける。犯罪に手を染めてしまった主人公がもう一人の犯人を追い詰めるその罪の深さ。二重の犯罪が絡んだ不条理な物語。久々に本格的なフィルム・ノワールを見せて貰った。
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