アンジェリカの微笑み

アンジェリカの微笑みの感想・レビュー・登録(38)

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09/28
04/22
04/20
彼岸と此岸、曖昧に溶け出すその境界線。青年は感受する、この世界の明暗と混沌を。ショパンの旋律が雨に溶け出し地表を覆ってゆく。さて、人は死んでなお何処へ行くのか。または、何処へも向かわぬのか。
写真に撮られた亡骸の顔からバルコニーや建物の出入り口に至るまで(墓地の扉にまで拡大解釈してもよかろう)、四角の枠が幽界と現実の交差する空間としてこだわられている上に、締めはフォード的な幕切れと来る辺り、ツボを心得ている作りではあるが、静物としてのイメージに負う部分が大きく、運動が今一つ解き放たれないきらいはある。砂埃立つ農地や部屋の暗さはいいとして、例えば下宿のダイニングでの会話とかは食事も併せての場面ながら、その中の身振りがあまり活かされている訳でもなく、会話の外部的な内容の中に埋没の感あり。
以前「雨音はショパンの調べ」と言う曲が流行りましたよね?冒頭の雨とピアノの奏でる旋律が切なく響き渡り、否応がなしに雰囲気を盛り上げてくれます。ブルーのソファーベッドに横たわる美しい女性がよもや死人だとは…男を魅了する微笑む死体ってちょっと怖いですね。またこの映画は時代背景が読めないと言うか、アンジェリカの住んでいた名家は執事や小間使いがいる古めかしい雰囲気なのに、昼間街並みを走る真新しい車には現代が見て取れます。かの名作『雨月物語』にも通ずる幻想的な世界観に、知らず知らずに引き込まれてしまいました。
劇場で。主人公のように、自分もすっかり映画に魅せられた。雨の日、ショパンの音楽、トラックの音に鋤で耕す農夫たち…画面が魅力で溢れていて、鼻につかないのが凄いなあ。非日常と幻想的な世界の中に、ちょっとした可笑しさがあって、とても魅力のある映画だった。オリヴィエラ監督の映画もっと観たいなあ。
02/11
01/30
km
達人の居合い切り、という印象。観る側も凄く集中力を必要とする。
冒頭は雨なので窓は閉じている。煙草の煙は滞留し、外部から侵入する音はノイズに塗れたラジオだけ。来訪者によって扉は開かれる(2度目の館への招待も雨の日)。開かれた窓からは音・光・幽霊等あらゆるモノがやってくる。そして最後には見事な幕引き。籠の小鳥やら鍬からトラクターやら、多分、意味性や社会性に還元されやすい危うさも潜んでるんやろけど、それもまた魅力ということで。
01/19
01/17
01/17
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