ヒトラー暗殺、13分の誤算

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深谷シネマにて。ゲオルク・エルザー・・・また映画を通じて新たに興味深い人物を知ることができた。かなり早い段階で周りの異常さに気づき、独りで信念を貫いていく強さに脱帽。普通に青春を謳歌していた頃との対比が効果的だと思った。ヒトラーの悪運の強さにも驚く。
痛い!辛い!悲しい! あんなことをしていたのだからナチスというのはとんでもないめちゃくちゃな国だったんだなあとふるえた。 あの、会議中全員がヒトラーに向って手を上げて挨拶するシーン、集中線を描いたかのように均一で、アノ中からそれおかしいよと声を上げたゲオルグはとても勇敢な男だと思った。最後憔悴して党員になるよう心を入れ替えると発言した時はどんな拷問をされたのかと悲しくなった。 恋人がこんな目にあわされていたけれど、しっかり近年まで生き抜いてくれたエルザが嬉しかった!そうか、そんなちょっと前の話なんだなあ。
私達は史実として独裁者ヒトラーの非道を知っていますが、当時の独人にはこれから起こるべく事が予測できたはずもなく、この暗殺未遂で罪なき人が亡くなっている事を考慮すると、ゲオルクの犯行を正当化はできないと思います。ただその後の彼の贖罪の日々を見ると悪人とも言いきれず、時代が違っていればと思わずにはいられません。手先が器用で、音楽的にも秀でていたゲオルク。プレイボーイで道徳観念の欠如が見られますが、ユダヤ人や弱者に対する思いやりもある彼。何が善で何が悪なのか、何が正義なのか、分からなくなってしまいました。
ナチス・ドイツ政権下、二次大戦初期の爆破テロ犯の物語なので、どうしたって酷い話だが、それにしても描きようが痛い酷い辛い。回想で夏の水辺でキャッキャウフフしてると場面や、仲間と酒場で楽しくやってる所や、恋人(不倫だけど)の姿を見せた上で、ナチス台頭につれ閉塞していく生活と、「現在」の尋問とを対比して見せる。でも実際一番酷い部分は尋問の非人道性よりも、終盤のネーベの長回しだと思った。あそこまで同じアングルでずっと見せ続ける必要があるかと。ちょっと偏執狂的なくらい。彼は尋問の間に影響されたんかな。
自由が奪われることに対する抵抗。彼の信念には驚愕だが、ナチスの人たちのヒトラーを盲信しているのか、物が言えない状況なのか、戦争が人々の感覚を狂わせるのか、という中、ネーべさんの心の動きがよかった。
戦後70年は独逸もそうでしたね。
2015.10.25 映画館にて 2本目。
ヒトラー爆殺を試み、失敗した単独「テロリスト」の生涯をえがく、骨太な一品 英雄でもなく悪鬼でもない、ただ才能にあふれ、抑圧を生き、真っ当な人生と真っ当な人生とをもとめて ただなだらかに暗殺者への道をあゆむ主人公 捕まり、尋問拷問をうけることもまた、歴史に押しつぶされた彼の人生のなかでは当然のひとこまのようだ 憎しみや怒りなどの劇的な動機もない、虚無のブラックホールに吸い寄せられるかのように、国家権力が織りあげる歴史への介入をおこなう底辺の個人… その人生が、上等な映画技術でクールにつづられていきます
信念を貫くことはその人を生かす原動力となる。エルザーの強さがとても強く印象に残った。あの時代にこういう人もいたのだ。同じ時期、日本には冷静に世の中を見つめられる人は存在したのだろうか。今、私は強さを持てているだろうか。観て良かった。
ドイツ製作なのでドイツ語だ。『ワルキューレ』のように英語を喋るハリウッド映画とちがうのは良い所。一介の家具職人がヒトラー暗殺を計画・実行するに至ったいきさつが、失敗・逮捕後の尋問(と拷問も!)交えながら、回想風に語られる。ナチス政権獲得前夜の、共産主義者その他の対立党派入り乱れる酒場での音楽に秀でた粋なプレイボーイぶりの主人公。そこから、いかなる組織にも依らずの反抗という急転へのギャップが見所か。男は「自由」の一語を呟くのみ。田舎町にナチスが浸透していくのに、映画という新メディアを活用するシーンが印象的。
政治的背景がない主人公が自国の最高指導者を暗殺する決意に及ぶ経緯が描かれる。実力行使に対して懐疑的な台詞さえ吐く主人公が人々に降り掛かる理不尽な抑圧、自由が奪われる息苦しい生活を通して追い詰められて行く様子には胸が痛む。謳歌する様な色鮮やかな回想が経過と共に彩度を失う。発展だとか向上を取り繕う政府、それを餌に奪われる自由と裏切られる結果に気付いて傍観は出来ない。不穏に積み重なる変化が人々を蝕む様子は淡々と恐怖を煽る。政治的策略、後楯を持たないと分かっているのに繰り返される拷問と生かされる意味を考えてしまう
封切上映、日本語字幕
この計画が成功していれば、ドイツのみならず間違いなく世界が変わっていたのに… ただ自由でいたかったってことと世界が悪い方向へ進んでいくのを傍観していられなかったゲオルク。こんなことをしてその後エルザと幸せに生きていけると信じていたのだろうか… 頭もキレるし、何をしても器用にこなす、こんな人なかなかいない。色々思うことはあるけれど、アコーディオンの音色と彼の優しい鼻歌と自白剤を投与されたときのフラッシュバック的な映像がなんだかとても印象に残った。ひどい時代でも美しいものは美しいんだね。
2015年10月20日/TOHOシネマズ/シャンテ・シネ1
なぜヒトラーが恐れたのか、なぜ暗殺を決意したのか、よくわからんかった。なんというか、至極個人的な鬱憤ばらしみたく見えてしまったのよな。タイトルがミスリードなのかね。成功していれば確かに歴史は変わったろうし、今の価値観から言えばそう思うのも自然だが、それで果たして「良い方向」に向かったのだろうか。暗殺に重きを置くわけではない、13分も物語的に大きく取り上げるわけではない。仕組みを説明する様子は、な、こいつすげえだろ、って感じがぷんぷんして、それは違うのではないか。だからこそなぜ暗殺に至るのか描写が不満。
一人の家具職人がヒトラー暗殺を企てようと計画する映画。彼はなぜヒトラーを暗殺しようと思ったのか…⁉︎絶大な人気を誇る彼の姿や、絶対的な国家勢力に疑問を感じ続ける彼は、友人の逮捕や愛人の女性の虐待を通じて、この国の体制に疑問を感じて行きます。ヒトラーの勢力が強まれは、国は豊かになるはずだった…。でも現実は真逆に進み、人種差別や貧困が市民を襲います。彼に従う意味は何なのか…彼を殺せばきっと豊かに生活を取り戻れると誓い、彼の暗殺への決意は固く結ばれます。彼のまっすぐな瞳に引き込まれる映画でした。
ナチスものにハズレはそんなにないって感じで可もなく不可もなく面白かったです。信念のために戦う男の話あり、ヒロインとのラブストーリーあり。登場人物が英語を喋らず、全編きちんとドイツ語で喋ってるだけでグッときます
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