顔のないヒトラーたち

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特集上映(スクリーンで観ておきたい珠玉の名編 Vol. 23 【「実行者」はどこにいるのか】)、日本語字幕
知ろうとせねば。
主人公の検事役のアレクサンダー・フェーリングが正統派のイケメンだったからと言う邪な考えもなきにしもあらず。それを差し引いて凄く好きな映画でした。戦後70年の今年は、様々な角度から第二次世界大戦を切り取った作品が邦画洋画を問わず上映されましたが、本作に至ってはドイツ側の戦犯裁判に至るまでの話で、全く未知の世界のでした。史実ですからある程度の筋は読めても、ハラハラドキドキの連続で上質のサスペンスでもあると思います。気が強い仕立屋の婚約者との破れたスーツのやり取りが印象的で、このシーン好きですね。
戦後20年。アウシュヴィッツ収容所を保護施設だと信じて疑っていなかった新米検事ヨハンが、実際収容されていたユダヤ人と出会い、話を聴き、党員達を嘆き、法で捌いていく中表情がどんどん締まっていくのがすごかった。あんなつんつるてーんな感じのほんわかした顔だったのにどんどん険しくなっていって……。書記役のハンシ・ヨクマンの演技すごくよかった!アウシュビッツの映画は観たことあったけれどドイツ側の映画は観たことなかったのですごく考えさせられた。嘘と沈黙で平和を偽るより誠実なのは確かだ。両方の視点で揺れ動く葛藤に◎
主人公の生真面目さには何度も「バカもっと上手くやれ!」と思ったけれど、ああいうまっすぐな情熱がなければ達成できないこと、というのもあるのだろう。戦争中に行ったことは、善と悪に、単純に分けられない。でも、大きな罪を闇には葬れない。この告発に関わった人やその周りの人は、映画よりずっとつらい思いをしただろうなと感じた。
原題:Labilynth des Schwaigen。原題そのままの方がフィットするような。沈黙の迷宮。検事総長も何度も言ってたし。
戦争の記憶は消したくても、決して消してはいけない…。加害者側も被害者側もこの人類の犯した過ちを認めることが重要なのです。ナチスの大量虐殺に関わった党員達は、戦後20年も経つとあの頃の自分なんて存在しなかったかの様に、当たり前に豊かな生活を送っていました。若者はアウシュビッツという言葉を知らず、あの当時の残虐な行為が風化していることを恐れなければいけません。これは日本人にも言えること…。彼らが自分たちの罪を認めることが、平和な未来を永遠に残せることにつながるのだと思います。
先の大戦をめぐっての日本との比較論での参考にもなりそうな事例が数多くあった。収容所での行為が記録として残っているのが、彼我の出発点からの違いとなったか。物的証拠の有無に加えて、元ナチス党員の多くが自らの所業を悔いることなく、「命令」に従ったまでという態度が目立つ。堅物の主人公との対比で軽薄な記者の告白の唐突さに驚いたが、自国民の過去の罪を問うのが「迷宮」であることの謂いだろう。ドイツ国内での位置づけ含め、当初消極的なアメリカや利害が微妙に食い違うイスラエルなど、冷戦期の国際関係の意外な複雑さも垣間見える。
1958年の西ドイツ・フランクフルト。第2次世界大戦の終結から10年以上経っていた。そんな中、アウシュビッツ強制収容所にいたナチスの親衛隊員が、規約に違反して教師をしていることが発覚する。検察官のヨハン(アレクスサンダー・フェーリング)らは、様々な圧力を受けながらもアウシュビッツで起きたことを暴いていく。 検察官のヨハンの鼻白むほどの正義感に少し引き気味ながらもその展開に魅入ってしまった。コメントにつづく。
予告の「君はアウシュヴィッツ知ってる?」「いいえ」のシーンで視聴せねば!と義務感が発生した作品.ポスターにある「消された罪,消せない記憶」は秀逸なキャッチコピー.収容された人々の悲嘆苦悩に溢れた顔が次々と,それとは対照的に収容した人々の顔の傲岸不遜あるいは無表情な顔が次々と映しだされるシーンは素晴らしかった.ヨハンの純血さは多少鼻白んだけどね.
映画館にて】静かで、恐ろしい映画 自国で裁いたというのがスゴイ すごいけど、ドイツの残虐性もスゴイ  アウシュビッツで行われていた虐待はやる必要はないわけで… ガス室については命令だったかもしれない でも虐待やそれに伴う殺人は命令ではなかっただろうに、どういう理由そんなことに…? 何がきっかけだったんだろう…? 心境はどうだったんだろう…どうせ殺される人たちだからいいと思ったのだろうか?   反省するという事は自分の行いを否定する事だから、ここまでの大量殺人の非を認めてしまうと自分を保てないんだろうな
他人事ではない、と思いながら鑑賞してとても恐ろしくなった。奇をてらった演出はなく地味な印象も受けたけれど、勉強になった。
戦後直ぐに行われた裁判は知っていたが、フランクフルトアウシュビッツ裁判については初めて知りました。大量虐殺を行った人たちが、普通の顔をし、普通に生活しているという事実。またラストのテロップ、被告人の誰一人として悔いを語る人はいなかったという事実が辛いです。おそらく彼らのほとんどが「あの状況で命令に逆らうことが出来なかった」と言っていた筈。これは、この状態になったら、誰しもがしてしまう可能性があるということ。自分だって大戦時に生まれたら何人も殺していたかもしれない。色々考えさせられる映画。
戦争犯罪を自国で裁く、これは難しい事件だね。で、その有り様に感嘆できます。
アウシュヴィッツが忘れられていた時代があったことに衝撃。
アカデミー外国語監督賞でヒトラーとの題名に魅かれ。予告も見てないのにたまたま出張の帰りに発見してしまい見た。ドイツの戦後13年、ナチスの残党を検事が追う。アウシュビッツ強制収容所のことは自国の汚点ということで皆知らぬふり、戦争中は上司の命令で逆らえぬナチス兵士もいたのだろう。自国のナチスが戦犯となるなか?同じ国民ではないか?正義とは何なのか?検事の責任を果たすのか?・・・ドイツの検事役のアレクサンダー・フェーリングってなかなかいいマスク。イングロリアス・バスターズに出ていたようだ。
武蔵野館にて。 アウシュヴィッツに関してというより、ナチスの行った残虐さを改めて感じた。 広島に原爆を投下した飛行機の操縦士が広島にやって来て、被爆者の話を聞いてその後謝罪をするかと思えばしなかった、むしろあれは正しかったと肯定したアメリカ人の映像を見たのを何となく思い出した。 ドイツ人がナチスを裁くと言う事がどれだけ困難で勇気のいる事かを痛感させられた。 しかし、事実に基づいているとは言え主人公の無知さに苛立たった。 でも、それが当時の現状だったのだろう。
戦争犯罪を自国にて裁く。有罪か無罪かと他者に決められるのではなく、自責の念を持つこと。重い題材だが、テンポが良い。佳作。
2015年10月4日/ヒューマントラストシネマ有楽町/スクリーン1
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