相棒と2人の関係性を築こうとすると第三者が割って入る。両親と3人で暮らせなかった幼少期から、ボビー・バードとその妹や妻やマネージャーとの相関関係がその主題を匂わせるが、これはちょっと踏み込み足らず。いいシーンも多々あるが物足りないわりに長い。公演チケットを渡す再会シーンは単体ではなかなかいい演出だったけど、流れでいえば昔を思い返すように家の垣根越しかなにかで2人が「Mary, Don't You Weep」をハモって〆たほうが良かったのでは。第三者である妻はそれを目撃してそっとドアを閉める、とか。
201506021205 1回目観に行ってスッカスカだったので、すぐ上映終わっちゃうんじゃないかと思い再び。JBサウンドを映画館の音響で体感できるだけでも行く価値あり。"House of Card"風の独白はもっとあってもいいな。今さら気づいたけど、原題"Get on up"はバードさんのセリフなんだよね。
ファンなら見て損はないと思います。私はせいぜいGet on upぐらいしか知らなかったですが、楽しめました。はじめは編集や雰囲気に癖があるのですが、慣れたらジェームズブラウンの世界です。見た後で気になって、チャドウィック・ボーズマンを検索したら全く違う雰囲気でびっくりしました。すごく上手く化けています。歌も吹き替えでしょうが、違和感がありません。
監督総指揮と音楽はミックジャガーでした。その点でストーンズのファンも楽しめるのかもしれないです。
見た後、ボビー・バードがすごく気になりました。