イマジン

イマジンの感想・レビュー・登録(29)

最新の20件表示中[もっと見る]
06/05
11/17
11/07
USD
10/27
09/18
すごく良かった。「想像する」という行為は五感で「見る」ということであり、また「コミュニケーション」でもあって、つまるところこの映画を見ることはその、「想像する」ことの映画体験でもあったように思う。
劇場で。盲学校にやってきた先生のイアン。研ぎ澄まされた感覚を持つイアンだけれど、あのセンサーは保険なのかなあと。子供が裏切られた気持ちになったり、男と女が出会うきっかけだったり、目が見えても見えなくても根本の感情って変わらないな、なんて思う。最後のシーンがすごく良かった、とても好きな映画です。
リスボンの美しい街並み、石畳の道路を行く路面電車、それらが盲目の主人公の感覚に沿って撮影されているのか、遠目から見た全体像が少なく、寄りのシーンを多用した撮り方に監督のセンスの良さを感じます。目が見えているのにも関わらず何も見ていないカフェの常連客たちもいれば、研ぎ澄まされた感性で様々な本質を見ているイアンが対照的でした。また、本作はイアンとエヴァのラブストーリーとも取れます。お互いの姿は見えていないのに(実際に美男美女だなぁ)惹かれ合う二人、もどかしいすれ違いが新鮮で、ドキドキしてしまいました。
盲学校にやってくる先生はちょっと特殊能力を持っている感じだが、目を見えなくとも他の感覚器官を研ぎ澄ませばものが見えてくるという信念が異端者として健常者の医者には認めがたい者となる。映画館内に響く音にこれほど集中する映画も珍しい。そしてリスボンの情景と音楽が素晴らしい。
杖を使わずに音の反響だけを頼りに歩くイアンと、彼の生徒である子供達とエヴァ。盲目の登場人物たちが「見る」光景と、観客として私達が普通に「見る」光景を交錯させる方法が秀逸で、音や匂いを頼りに世界を想像して「見る」盲目の世界を体験しているかのように思えてくる。イアンが反響定位を子供達に教えようとしたのは、杖を使わず自由に歩けるようになるということ以上に、盲目であることで世界を恐ろしいと感じることのないようにという想いや、想像力によって「見る」世界の愛し方をこそ教えたかったからなのだろうか。
いろいろとツメが甘い。 まずシナリオ。生徒達の期待を裏切った「嘘つき教師」設定がいつの間にか「皆に好かれたまま去っていく」のは許すとしても、少女が男を追いかけるキッカケがない。ここで伏線の「ひまわりの種」を上手く使うべき。犬以外誰も見送る者がいないまま男は去り、隠してあったプレゼントの種を見つけた少女は衝動的に走り出す。こういうエモーションが足りない。 見える・見えないで一番大事な「突然現れること」の演出に驚きが少ない。具体的にいえば「フレームイン」の瞬間をどれだけちゃんと撮れているか、の問題。
06/07
理事長に窘められる場面で彼の瞳が揺れて、涙が出たり、表情が歪んだりする所がとても刺さる。新しいことを始める人間というのは衝突が付きまとう。何よりイアンの義眼の水色の美しさね。言葉巧みに盲目であることを逆手にとって、イマジンの世界を現実なんかよりもっともっと美しくさせる彼の優しさにみんな気付いてない。最後のシーンで想像は本当だって証明されるし、自分がいかに世界の一部しか見れてないかがわかる。見終わった後、車の音を注意深く聞いてみたくなる。
06/03
ときおり、主人公のすぐ目の前から彼らにカメラが向けられる。だから、歩いているとき、一緒になってドキドキする。躓いてしまわないか。ぶつかってしまわないか。 所長もイアンもどっちも間違っていない。確かに危険なのは間違いないし、まわりもハラハラする。悲しい過去があったらなおさらだろう。でもそれでもイアンは自由を感じさせてあげたかった… そしてリスボン!去年行った記憶がよみがえる〜。石畳みとかドアの感じとか思い出すなぁ。よかったなぁ。 好きな質感の映画。
最新の20件表示中[もっと見る]

イマジンを観たいと思ったみんな最新10件(12)

08/27:m
07/19:りもこん
06/05:わたる
05/14:せと
05/12:言音
05/10:高山
05/08:
05/07:Morris
05/06:miff

イマジンを観た人はこんな映画も観ています

セッション
セッション

652登録

イマジンの評価:90% レビュー数:13
ログイン 新規登録