エレナの惑い

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産みの母の特権たる決断主義的な溺愛か、それとも父と娘の溺愛へのあてつけか、単純に金に目が眩んだのか…エレナという女性に関して容易に判断をつけさせない描き方をしているこのズビャギンツェフ監督の不親切な説話の美徳は「父、帰る」から一貫したもののようだ。それぞれの家族を住まわせる部屋…特にエレナ邸…はその外界との接点が描かれない分軟禁されたような閉塞感を感じないでもなく、っしてその中でテレビ(停電の演出のための小道具だろうか)、ベッド、引き扉等がミニマムに現われる中で複雑性が増幅されてゆく。映画も人生も不親切。
簡単な善悪の話ではなく、罪と罰を考えさせられる作品だった。エレナの行なった完全犯罪がもたらすのは果たして明るい未来と言えるものなのか?赤ちゃんの誕生や幼児の愛くるしい仕草までもが不穏な重圧の一部分としてじわじわと未来を侵食しているようで重苦しい気持ちになる。美しい映像がまた物語といい対比になっている。しかし、あんなクズのような息子を抱え込むことになり、エレナは幸せなのだろうか?幸せなんだろうな・・・。
03/01
02/24
ロシア映画ってヒッチコックみたいなサスペンスぴったりだと思ってたらほらやっぱり。
nr
01/15
u
エレナ。性生活に至るまで夫に言いなりで、家政婦同然の彼女。頭と股の緩い息子一家にどこまでも甘い母親としての彼女。反抗的な娘の存在を鬱陶しく思う資産家の妻としての彼女。『エレナの惑い』は観る者の思考に多角的な視点の場をすんなりと提示する。

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エレナの惑いの評価:67% レビュー数:4
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