沈黙-サイレンス- [DVD]

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この信仰の厚さ、なんちゃって仏教徒の日本人には理解できないことであるが、神を信じ続けるということは、死より大事なことか。農民たちがキリスト教を信仰するようになったのは苦しい生活から救いを求めるためもあっただろうが、キリシタンとして迫害を受け、辛い目に合っても信仰を捨てない。日本に布教に来たポルトガル神父たちが、拷問を受ける農民たちを見ながら神を信じ続ける。そんな状況で死の時まで日本で生きたロドリゴ神父の最後のシーンは胸が熱くなった。かつての師の今の教えと、奉行と対峙する神父の姿が興味深い。
原作にかなり忠実に作られており、特にクライマックスの盛り上がりは原作ファンを十分満足させるものだろう。A・ガーフィールド、R・ニーソン、窪塚陽介、浅野忠信などもはまり役で、静かにしかし緊迫感をもって話が進んでいくのは、さすがスコセッシ。一つ文句があるとすればその長さ。間延びとは言わないが、前半を20分縮めても同じ効果が得られたと思った。あと信者たちがなぜあのような過酷な環境で信仰を貫けたのかという説得力が足りなかった。彼らの信仰の喜びや感動があまり伝わってこず、何で?と思った人がけっこういたのでは?
こんなに弾圧されたのに、今は普通にキリスト教の方々もたくさんいる日本。なんで?
★★★★★ 原作未読。ラストまで全く飽きさせない重厚濃密な作品でむちゃ見応えがあった。ハリウッド映画の素晴らしさを改めて。
原作未読。超大作だけど、飽きずに最後まで観れました。初め主人公・ロドリゴが聖人君子だったけど、目の前で信者が次々と殉教して行き、精神が揺らぐ展開がとても良かった。後、大御所監督だけあってトンデモ日本じゃ無かったのも良い。村民の環境や日本人俳優を沢山使っているので、とてもリアル。加瀬亮や小松菜々が手酷い扱いをされていて、よく事務所がO.K.出したなぁ。何回も裏切るキチジローこと窪塚洋介、最高でした。
(原作未読)信仰、仁愛、生き方と言うと陳腐になってしまうがとても真摯で苦しく美しい映画。静かで長い映画なのに1分も退屈しない、正直ワクワクする引き込み力とハッとするようなカットの力。監督と役者に隙無し。
まず驚いたのが舞台とセットの精密さ。 ハリウッドが創る日本を舞台にした映画はどこか海外の回転寿司店みたいな『なんちゃって感』があちこちで見られて興ざめしてたけどこの作品に関してはほぼ完璧。 極めて日本人の感覚寄りに作られた映画ゆえ、率直に思ったのが欧米人はこの映画を観てどう思ったのかすごく興味がある。
歴史として踏み絵という行為があったぐらいのことしか覚えていなかったので、ここまで壮絶だとは 思わなかった。拷問シーンや苦悩が観ていて辛かった。神がいるのならなぜ苦しみを受けているものを前に沈黙し続けるのか。苦しみの中にいたら、救いを見出せるものが必要だろうな。キチジローは人間の弱い醜い部分を体現している役割を担ったキャラクターなのかな。イッセー尾形の演技がすごい。
踏み絵を踏めないと処刑されるの分かっているのに、踏まないのは信仰の為なら死んでもいいと思うのか?家族もろとも恐ろしい死に方をするのが 分かっているのに。それって死語にパラダイスが待っていると信じているから?
キリスト教のこの世界的規模の布教率とその根を張ろうする強さwwww「信仰」といえば宗教としての概念になるが、ここまでくるとビジネスモデルとしては最強の成功例であり、かつ、世界で最初のブラック企業だろうな。。豊臣時代にから引き継いで徳川家がキリシタンを制圧にかかっているが、時代背景や、当時おこっていた社会問題と併せて考えると幕府の必死ぶりもわからんことない気がする(残酷さはさておき)。うん、窪塚洋介さん、ほんと素敵な役者さんやと思う。
原作を読んだのは多感な(青臭いとも言う)中高生。作品を正確に理解していたかも疑わしいが、これじゃない感を拭えないのは何故なのか。それは自分が無神論者だからだろうなぁ..主人公の葛藤の描き方と着地点が納得出来ず...笈田 ヨシ、塚本晋也の演技が際立っていて素晴しい!リーアムさん完全に食われてました♡ちょい役ながらハイリ姉さんの演技も絶妙で♡日本側の役者をしっかり実力者を人選しているので安心して作品の世界に浸れました。しかしながら、力作なれど傑作とまでは言いがく..観客にもっと考えさせる余韻を残して欲しかった
★★★★★(5)
いい映画でした。思想劇のような原作を、よく映画にしたと思う。長崎の自然の美しさ。そのただなかで行われる酷い拷問の数々。宣教師の夢、日本人の信仰、代官の使命感など、多くの魂が激しくぶつかり合い、残酷だが美しい物語が進行する。単純な悪役がいないのがいい。役者さんたちの演技も素晴らしい。特にイッセー尾形と浅野忠信に拍手。
拷問とかのことはともかくとして言葉面だけの印象であればどうも自分のような不信心者にはロドリゴよりもお奉行の井上様の言うことの方に世俗的な合理性を感じてしまうのだが。世界史的には宣教者が強国による未開の国への侵略の先兵となったという事実もあったりしてなかなか感じ方が難しい。ロドリゴの苦しさはよく伝わってはくるものの、なんだか無駄な苦しみのように思えてきてしまうのは自分の信仰心の無さ故なのか。ある登場人物のセリフにあるように宗教の教義を広めるよりも医学や天文学を広める方が確かに多くの人々を救えるだろう。
8点。遠藤周作×スコセッシという数式の解はいったい?という軽い興味で鑑賞したが...3時間の長丁場そして音楽も殆どない重苦しい空気を不快に感じさせる事なく、信仰と命の間で揺らめく宣教師や農民たちの心を克明に炙り出し「神を信じる」とは誰のためにあるものかを改めて問いかける、スコセッシの代表作になりうる一本だった。類稀なる映像美なども勿論だが、(海外が描く日本に憤慨することが珍しくない昨今)何よりも実力ある日本人俳優を積極的に使い「日本人の考え」を徹底して描き切ったのが、深くこの世界に入り込んだ理由のひとつ。
出演する日本人が日本人らしく見える。風俗考証についても、少なくとも、時代劇でしかその時代を知らない日本人の目に、それほどの違和感はない。それでいながら、ディテールを細部まで描くパンフォーカスのカメラでもって、油絵具のようなべったりとした色調でそれらを映すのは、まぎれもなく、日本に訪れたガイジンの目であり、海辺の全景を広角で一望するのは、キリスト教徒が持ちうる神の視点であろう。プロットが語る以上に、文化がの衝突が、映像で語られている。
信仰=沈黙だとよく分かる作品だった。
本を読んだ時も思った、キチジローはキリストよね?決して沈黙していた訳ではないんじゃないかと。純粋すぎるパードレにはその転じる事の意味、そしてそれでも信仰にすがる姿の本当の意味が見えなかったんじゃないかと。 信仰は他人には決して奪えないと強く思ったわ。 丁寧に作られていて安心した。
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