淵に立つ(通常版)[DVD]

淵に立つ(通常版)[DVD]
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監督
深田晃司
出演者
浅野忠信
上映時間
119分
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淵に立つの感想・レビュー・登録(60)

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ラストが何とも言えない感じで終わった…うーん。
85点! 私は個人的に、浅野忠信という人を評価していない。雰囲気先行で演技ができない人とカテゴライズしている。ところがこの映画では、それがかえって、素晴らしい化学反応を起こしている。この胡散臭さは雰囲気のある人にしかできなかったろうし、彼はきちんと役を演じている。てことで、私が生まれて初めて浅野忠信を素晴らしく評価した作品でもあり、内容も素晴らしい。ハッキリとしたことは何一つ言わず、しかし、確実に壊れて行く不穏さや、人が持つ卑小さ、必ず犠牲になるものはいつも大切なものなどをなんの無駄もなく表現している。
最近注目の太賀観たさに鑑賞。ただ、やっぱり浅野忠信の役者としてのスゴさを思い知らされました。なんだろう、あの、存在感。
一言でいうと贖罪の話。その中心にはプロテスタント信者の妻と秘密を抱えた無口な夫がおり、その二人が愛情を注ぐ幼い娘がいる。そこへ夫の過去からの来訪者がやってきて、やがて悲劇が起こる。事件から八年後、それぞれ罪の意識を抱えてきた夫婦に二人目の来訪者があり、それを契機に犯された罪が夫婦をさらに追い込んで。。。贖いきれそうもない罪を背負ってしまった時、人はどうするのか。罪の意識は心の問題で他人にはわからないだろうし、贖罪の方法も人それぞれ。ただ共通するのは心やすまることなく淵に立ち続けることか。受賞も納得の傑作。
誠実そうだったムショ帰りの八坂がタメ口になって、ほら出た怖い! そして八坂の息子孝司の存在も何考えてるんだか分からない部分があってドキドキ。 メトロノームとオルガンの音が後半では不気味な存在に… こりゃまるでホラー並だね。
観終わるとわかる、無駄なシーンが無くすべて意味がある。特に赤の使い方とメトロノームが印象的。キリスト教的な贖罪映画なのか、ラストのシーン!川辺に横たわる4人がなんとも言えない。
なんとも不安で不穏な映画。淵を生きる家族の話。こういった作品は好きではないが、嫌いではない。最後の最後も淵に居るという演出なのだろうか?救いを求めるわけではないが、終わりはもっと締めて欲しかった。
暗く救いがないお話の映画。オルガンの音が何とも寂しい。
AM
浅野忠信、映画の半分ほどしか出てこないのに存在感が凄い。ワイシャツに黒のズボンはどこか神父のようにも見える。純白のつなぎを脱ぎ真っ赤なシャツが出てくるという本性がむき出しになった暗示にゾクッとした。平手の打ちの話、川辺に寝そべる二つのシーンなどの仕掛けは図式的に感じた。家族ぽくなれなくて、男の出現で家族に慣れて、家族を失いそうになるのを必死に止めようとする。ラストが腑に落ちてなくて、思考を促される映画。
浅野忠信はどこにいるのだろう?大賀と娘はこのままで終わるの?えっ!これでラスト!この後はどうなるの?余韻のいっぱい残る謎だらけの映画でした。
★★★★☆
好きな筒井真理子さんがお母さん役で堪能。それも一瞬の浮気心で、娘があんなことに。「罰」というにはあんまりな現実。あきえさんは初めは壁あるものの、基本人好きではあるんだと思う。八坂に対しても、その息子に対しても。人に対して興味はあるし、知ろうとする姿勢もある。でもその人懐こさの隙に罪があるとしたら人は誰でも何が起こるかわからない。とにかく淡々とした普通の日常と淵の境界線の無さが普通過ぎて怖い。
郊外で金属加工工場を営む家族の前に、 ある日、最近まで服役していた旧知の男が 現れ、住み込みで働く事になるが...
WOWOW, 去年カンヌで「ある視点」賞を獲って話題になった映画。ある一家に気味悪い男が居候するようになり歯車が狂い始める的な話だろうと、とにかく浅野忠信が気色悪そうだなと思いながら観始めた。不穏な流れになりショッキングな出来事が起こり、太賀くんが現れてからまた「ヒッ!」て思わず声が漏れる事実がわかる。そうゆうことか、そうゆう話なのか、と。キツイ。そしてあのラスト。「えーっ…」て漏れた。ただただなんだか、形容しづらい。とにかく、白いシャツが気味悪い。
ひたすらに暗い映画。見なければよかった…
日常と地続きの暗い淵。知っているから背中を向けることはできるけど、知っているから目を背けることはできない。壊れた家庭が生々しく描かれる後半、淵に立ち、進むか立ち止まるかは、些細な違いで芽生える感情に依るのだろう。
夫婦と娘の三人家族の前に出所したばかりの一人の男が現れる。男は夫の古い知人で、その日から住み込みで働きはじめる。平凡な家族の心の闇が、次第にあぶり出されていく。浅野忠行の存在感が際立った作品。
最近よくある2段階のストーリーなのでちょっと長めの作品。平和な日々が壊れた後の展開がなんとも痛々しい、頭ではわかっていても手を洗わずにいられない様子とか、感想を言葉にするのが難しい。そしてなによりも衝撃のラストだった、追求したい相手の姿がないことにむなしさを感じつつ、バチがあたったというのは8年前の状態よりもまさにラストの状態だった
日常が如何に脆く、どれ程に不安定な土台の上に営まれているかを突き付けてくる映画だ。平穏さや穏便さの薄皮一枚捲った内側には、弱さや醜さの塊がマグマの様に燻っている。徹底したリアルな描写と、そこから浮遊した様な幻想的映像が炙り出す家族の姿が強烈だ。不穏の象徴としての浅野忠信の存在感。掴み所の無い虚無感を漂わせる古舘寛治の佇まい。激しい感情の振り幅を表現した筒井真理子の三者の対峙がヒリヒリする。忘れ難いインパクトを残す力作だ。
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淵に立つを観たいと思ったみんな最新10件(3)

06/24:31monks
03/19:藍生
02/22:かおる

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淵に立つの評価:100% レビュー数:34
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