海よりもまだ深く [DVD]

海よりもまだ深く [DVD]
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監督
是枝裕和
出演者
阿部寛
真木よう子
小林聡美
リリー・フランキー
池松壮亮
上映時間
121分
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海よりもまだ深くの感想・レビュー・登録(130)

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是枝裕和監督です。阿部寛、母親に樹木希林。口うるさい姉。似たような設定ありましたね。しかし、これはこれで面白かった。冒頭の樹木希林と小林聡美の会話が好きだ。池松くんがまた良い。
Netflixにて。観て良かった。
是枝裕和最高傑作かも。なりたい大人になれないと知ってか知らずか私たちは別の道で折り合いをつける。ダメ男が母姉元妻息子後輩などとのダメな交流を描く。会話にあれが多いのが特徴的。リアルではあるけどいきすぎててクズな人でもコミカルに感じるからすごい。女は上書き保存という風潮があるけど、油絵のように上から描いて見えないけどここにあるって発想は面白い。一部阿部寛がクズすぎて、みたいな意見も見るがダメだけどダメな中で少し成長みせるからいいんだろが!(笑)高齢化社会で団地のように寂れていく日本だけど、小さな幸せがある。
主人公夫婦がよりを戻してハッピーエンドみたいな展開ではなく、夫も妻も子どもも祖母もいろいろ思うところはあっても丸く収まらず、モヤモヤ感は残るるものの、リアリティがあっていい。視聴後に色々と考えさせられる、さすがは是枝作品。他の作品同様やたらとセリフに「あれでしょう」、「あれして」、「あれしなさい」とか「あれ」がでてくるのがちょっと気になる。何か意味があるのか?
女は水彩画よりも油絵かあー。どうしようもなく過ぎてしまった後の生活と、それもなしの、それでもただ毎日それなりに楽しい生活の対比。海よりも深いという表象はトラウマの別言なもしれない。それなしに生きることと、それが過ぎてしまった後の空虚さを生きること。いずれにしろ人はさびしいし、いたたまれなさや疚しさを感じたりする。それでもなお、そうした生活は死ぬ理由にはならない。団地の中で40年以上ものあいだ住み、そしてそこで死んでしまうであろう老人のように、生きる。そういう身振りの肯定せざるを得なさ。
s_n
テレサ・テンの別れの予感がタイトルの元ネタだったのか。
zan
もっと深刻な内容かと思いきや、肩の力が抜けた良い作品でした。小林聡美と樹木希林の世間話はいつまでも続きそう。台風の夜の嵐の中、散乱した宝くじを3人で探すシーンが好き。
会話がいい。好きな女優さんばかり。お母さんの終のすみかとなるであろう、団地の風情もよかったなぁ。なんといってもベストは樹木希林さんだったけど。Hooplaで無料で観ることができて、感動。
是枝監督の作品ってさらっと平凡なことを描いていて深いな~と思う。何気ない日常の会話の中にはっとすることばが沢山。しかし、良多のダメぶり半端ない。どーでもいい感じの男のプライドや子供じみた考えにイラっとさせられる。元妻はやさしいね~。海よりも深く愛することを知らなくても人生を幸せに生きることができる。
「なりたい大人になれてる奴なんてほとんどいない」と分かっていながら、踏み出す一歩を躊躇う男。踏み出したら終わるもの、踏み出さないと始まらないもの。戻れる時間が限られていることを意識するから、決断するのは年齢重ねた程辛い場合もある。
前半と後半で作品のテンポや感じが違うのが飽きなかった。公園でのシーンが個人的に一番すき。 全体通して是枝監督の優しい雰囲気の映画でよかった。
初めのシーン、実家と全く同じ間取りで、一瞬息が止まった。(全体は全然違うけど、あの、冷蔵庫からベランダにかけてのあの角度!)映画館で見た時は、うーん???と思ったけど、何がそんなに悪かったのか(笑)多分、もうマザコンもたいがいにしとけよ!と思った気がする。気負いすぎてたのかな??改めて落ち着いて見てると、もっと全体的にバランスが良くて全然偏ってなかった。すみませんでした(土下座)硯結局預けなかったのね!と、ラストシーンの壊れて捨てられた傘が良かった。時間って流れるし、人生は別れの連続だし。
AM
「愛おしい」。ダメで、せこくて、見栄っ張りな良多。夫婦として終わっていても、心の奥にわずかに愛しく思っている響子。飄々としながら見守る母。彼らを見ていると、その感情が溢れてくる。 良多の競馬場での「勝負をしろ」や「ストーカーは男ばかりだ」など「それ、お前のことだよ」と言わんばかりのセリフが面白かった。 セリフ回しや映像のテンポの心地よさは見事。ラジオの曲や捨てられた傘など、掘り下げると、まさしく「海よりも深い」素晴らしい作品だった。
決して穏やかな内容ではないけれど、穏やかな空気感。是枝監督の作品のこういう感じが好きだなと思う。別れた夫婦間の気まずい空気が伝わって自分も気まずい中にいるような気になったけれど、最後には晴れやかな気持ちになった。
小説家、父親、夫、息子、弟・・どんな立場に立ってもいい加減で、ダメな男を阿部寛が演じています。団地暮らしの様子等、日々の暮らしを樹木さんが本当に自然に演じていてとても良かったです。話としては、夫婦として巧くいかなかったけれど、親子や人としての関わりの「深さ」を感じられた、ある台風の一夜を背景に描かれていて、お互いに対する感情の変化を俳優さんたちの小さな表情の変化で表された映画でした。
【CS】なかなか大人になれない男の姿を描く感動のホームドラマ。小説家になる夢を諦め切れないまま探偵事務所で働く男が、たまたま実家に集まった母、元妻、息子と台風の一夜を過ごすさまを映す。
一人一人の発する言葉が胸にグッときました。普段何気なく思っていることでも、改めて言葉にするとハッとするものですね。樹木希林さんの、自然な演技の中で語られる、数々の深い言葉に感銘を受けました。真木よう子さんの『あなたと人生ゲームなんて…』と語るセリフには笑ってしまいましたが、奥の深いセリフでした。阿部寛さんの『宝くじで夢を買うんだ』と息子に語りかける姿も良かったです。作品の中で「これだ!」と印象に残るセリフを探してみるのも良いかもしれません。何気ない言葉が、その人の生き方を救っているなと感じる映画でした。
「歩いても、歩いても」に見られる普通の日常。そこからどう不変を見出すか。本当によく切り出している。簡単に描写できそうなことが、本当は一番難しいのかもしれない。日本の原風景という点では。全作品の方が一歩抜きんでていたと感じる。それにしても樹木希林は唯一無二の存在だ。なんだこのおばあさんは。尋常じゃない。
またしても樹木希林の名演が沁みるものの、息子まで同じキャスティングなので『歩いても歩いても』を連想しちゃう。いや、どっちも好きな映画なんだけども、ちょっとズルいと思わんでもない。ファイルの上書きじゃなく油絵ってのは名言。そして、なりたい大人にそう簡単にはなれんのだよな、実際。
何気ない会話、団地、実家にありがちな整頓されているようで物であふれた食卓テーブルの上。祖母の家の中にそっくり。「(宝くじが当たったら)大きなお家建てておばあちゃんも一緒に住もう」っ孫に言われた時の樹木希林の表情を見たとき、それからラジオを聴きながら話す場面「いなくなってから幾ら思ったって駄目よ、目の前にいる時にきちんとあれしないとね」など他にもグサグサと言葉が刺さりました。台風にわくわくする気持ち、なんとなくわかるなあ。興信所の後輩の池松壮亮とのやりとりも良かった。ぼそぼそと続く何気ない会話がすきです。
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