海よりもまだ深く [DVD]

海よりもまだ深く [DVD]
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監督
是枝裕和
出演者
阿部寛
真木よう子
小林聡美
リリー・フランキー
池松壮亮
上映時間
119分
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「歩いても、歩いても」に見られる普通の日常。そこからどう不変を見出すか。本当によく切り出している。簡単に描写できそうなことが、本当は一番難しいのかもしれない。日本の原風景という点では。全作品の方が一歩抜きんでていたと感じる。それにしても樹木希林は唯一無二の存在だ。なんだこのおばあさんは。尋常じゃない。
またしても樹木希林の名演が沁みるものの、息子まで同じキャスティングなので『歩いても歩いても』を連想しちゃう。いや、どっちも好きな映画なんだけども、ちょっとズルいと思わんでもない。ファイルの上書きじゃなく油絵ってのは名言。そして、なりたい大人にそう簡単にはなれんのだよな、実際。
何気ない会話、団地、実家にありがちな整頓されているようで物であふれた食卓テーブルの上。祖母の家の中にそっくり。「(宝くじが当たったら)大きなお家建てておばあちゃんも一緒に住もう」っ孫に言われた時の樹木希林の表情を見たとき、それからラジオを聴きながら話す場面「いなくなってから幾ら思ったって駄目よ、目の前にいる時にきちんとあれしないとね」など他にもグサグサと言葉が刺さりました。台風にわくわくする気持ち、なんとなくわかるなあ。興信所の後輩の池松壮亮とのやりとりも良かった。ぼそぼそと続く何気ない会話がすきです。
自然体の会話がさらさら流れる、ありふれた日常が描かれた作品なのだが、途中主人公のダメ男振りでイライラさせたり笑いをとったり。そして最後は嵐のクライマックス(?)の中、それぞれが思いのたけを静かにぶつけ合い観る者は主人公と共に一つの諦観の境地に至る。是枝作品の中でもより地味な印象だが、受ける感銘の深さは他に勝るとも劣らない。些細なやり取りや会話から紡ぎだされるのは、微妙で複雑な家族のリアルなので、わかり易いカタルシスは得られない反面、やっぱ現実ってこうだよなあと納得させられてしまう。樹木希林はさすがです。
『歩いても 歩いても』『ゴーイング マイ ホーム』と同じ流れの中で観た。どちらかというと是枝の作品で生き生きとしているのは、女性と子どもたちだ。社会的な役割を負った男たちは、どこかシャキッとしないし情けなげだ。阿部寛が演じる男はその印象がことさらに強い。今作は、前記二作と比べるとより日常性が感じられるが、穏やかな雰囲気で流れていく会話とは裏腹に厳しい現実がヒシヒシを感じられる気がした。しかし、真木よう子は怖かった。それと〈棒読み〉池松がいい味を出していた。主題曲『深呼吸』のMVも必見だ。
★★★☆☆ まあ是枝監督の世界観は好きだけど飽きてきた。この作品の真木よう子は綺麗だった。阿部寛はダメ男を演じるのが抜群に上手い。
日常を切り取るまさに是枝作品。7点。
何事もない日常を撮った内容で人によって好みが分かれそうだけど、私はかなり好き。樹木希林と阿部寛の会話が本当にありそうで笑えました。親にとって子供は幾つになっても子供なんだなぁ。子供にまでお金の心配をされるみみっちくて情けない、だけど人一倍プライドが高いダメオ役がよく似合います、阿部寛には。たまにハッとする名言があったりして良かった。「なりたい大人になれる大人なんていやしない」にグッと来ました。
WOWOW にて。阿部寛の汚い中年ダメ男振りがリアル。その他樹木希林のお母さんなど、みなハマっている。でも、何の意図を持って作られた作品なんだろう?
是枝作品は、映画館でじっくりと鑑賞するのが似合っています。存在感のある俳優さんたちがいっぱい出演していて安心して観ることができました。樹木希林が登場するだけで映画が締まってきます。ただし、どの作品も同じような雰囲気になってしまうのが気に入りません。
是枝作品。ダメ男とその母、子、元妻の生活。日常の会話。台風の夜を経て、なんだかんだ家族は繋がってるな、と。"あれ"という言葉を多用しているが、最後の"あれ"は見る人の解釈によって違う言葉が入るだろうなとおもしろかった。
演技はいい。けど幸せな結末すぎて片腹痛い
台風と共に去ったそれぞれのしがらみの思い、日が明けて別れる姿が清々しい。 おばあちゃん…黄ばんだ冷蔵庫から出す半年前の冷凍カレー、弱々しい手つきで注ぐ飲み物、それらがみんな優しく思える。樹木希林演じるおばあちゃん像がとても良かった。
想像以上に主人公がクズで、こんなお父さん嫌だ!と観ていたはずなのに、最終的には愛しく思えてしまっていたのは、是枝さんの手腕でしょうか。家族を描かせたら本当にこの人に敵う演出ができる人はほかにいないんじゃないかという、今回も安定の空気感。冷蔵庫を開けるときに長女が慣れた様子で前に屈む(扉が当たるから)ところなんてリアルが秀逸すぎて感動した。だれもがなりたい大人になれるなんて思っちゃいけない。年老いた母と姉と亡き父と、そして別れた妻と息子という2つの家族のどうしようもないほど情けなく愛おしい物語。
【 レンタルにて 】 超面白かったです。\(^o^)/数えていませんでしたが、 “ あれ ” っていうセリフが多かった。
「もう決めたんだから、前に進ませてよ」「わかった。わかってた」
幸せになるためには何かを諦めること。ひいては大人になるってことは何かを手放すこと。何も手放せないのに何も得られない主人公の足掻いている姿は滑稽で切なくて愛しい。ダメ人間似合い過ぎるよ阿部寛。
自分の夢を追い続けている良多。良多が、息子の真悟に問われて答えた「成りたい者に成れたかどうかが大切じゃなくて、大切なのはそういう気持ちを持って生きているかどうかだ。」と言う言葉が、良多の気持ちを物語っていた。台風の夜の公園の滑り台の下で、妻の響子から言われた言葉に、良多が「分かっている。分かっていた。」と言ったのが、凄く切なかった。良多は、自分が初めて賞を取った「無人の食卓」を今は亡き父が、ご近所に配っていた事を知る。形見の硯を胸に。良多も響子も、新たな一歩を踏み出す。いつかまた家族になれたらいいなぁ・・
「なんで男は今を愛せないのかね…」「幸せってのはね、何かをあきらめないと手にできないもんなのよ」
樹木希林と阿部寛の掛け合いの良さ。あとは、子役の少年と真木よう子の雰囲気がどことなく似ていてそこもまたらよかった。大きな波はないけれど、穏やかに揺らぐ海を見ているような気持ちになる映画だった。
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