顔のないヒトラーたち DVD

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戦後20年近く経って、若き検事がアウシュヴィッツで行われていた行為を知り、戦犯たちを裁判にかけるために奔走するという話。当時アウシュヴィッツで行われていたことを全く知らない人がいたり、一般人が兵士としてアウシュヴィッツで残虐なことをしていたという事実を描いた良作。
スタンフォードの監獄実験や、ミルグラム実験のように、全良な一般市民でもその場の状況や環境によって、人は命令に従い悪魔のようになれる恐ろしさを感じました。アウシュビッツの看守達も、戦争が終わればパン屋だったり教師だったり普通の生活を送っています。数十年前は何十人、何百人もの命を殺めたはずなのが信じられません…。裁判によってその真実が明かされますが、反省の色を一切見せない彼らの真意は一体どこにあるのでしょうか?第二次世界大戦では、加害者側も被害者だったということを実感しました。
戦争の記憶が徐々に失われていき、若い世代ではアウシュビッツさえ知らない者もいる。日本だって8月15日がなんの日か知らない人が多いでしょう。ドイツの若い新米検事が正義感に燃え、真相を探っていくその過程で党員でなかったドイツ国民などいないに等しいことに愕然とする。重いテーマをよくぞ映画化したと思う。善き人の代表として秘書のオバちゃんがいる。ドイツ人でありながら生き残ったユダヤ人の証言に涙する。ヨハンも「あの時代にいたら僕も同じようにしただろう」と言う。戦争とはそういうものかもしれない。
5点。第二次大戦終結から20年ほど経った1960年代前半にドイツで起こった、ナチスの戦争犯罪をドイツ人自身が暴き裁いた「フランクフルト・アウシュビッツ裁判」の過程を描く。「普通の人」として何気なく暮らす周囲の人々に巻き起こる疑念、そして調べていけば仮面をかぶった夥しい数の容疑者がおり、主人公の熱意が無ければそのまま仮面をかぶり続けたままだった...映画での疑似描写でありながらこの過程には背筋が寒くなる。史実としては大いに勉強になる一本だが、惜しむらくは描き方が退屈で勉強以上のドラマ性が少なかった事か。
言葉の重みがある映画
Labyrinth of Lies(2014)レンタル。実際の収容所シーンではなく、セリフの中で表現されるホロコースト。過去に観てきた沢山のホロコースト作品の理不尽な場面が次々と脳裏をよぎる。アウシュビッツで起きた事、その星ほどもある罪を暴いていくというとてつもない作業。しかも今と違って全てアナログ、積み重なる書類の山が印象的。
すごく良かった。戦後のドイツ、ホロコーストの事実が風化されていて、その真実を知り、正義感に燃える若手検事を主人公にしたお話。硬質なテーマだけど、主人公の仲間や彼女とのやり取りにユーモアがあり思わず涙が…。とても良質なドラマを観たという実感があります、これは素晴らしい映画だと思う。
戦後、アウシュビッツの事をみんな知らなかったのかと驚いた。 正義の検察官と周囲の協力、つらい過去を証言した人達のおかげで恐ろしい過去が明らかになった。
ドイツ人青年検事から見たホロコースト。ハンナ・アーレントを思い出した。潔癖で正義感の強い検事がナチスの罪を知るにつれ深い暗闇に落ちていく。戦犯を、国ぐるみで加担した犯罪を、どう裁くのか。命令を遂行しただけの者、日常的な残虐行為に慣れ麻痺し加担した者、それらはその個人の罪なのか。ユダヤ人にとってはもちろんだがドイツ人にとってもおぞましい記憶。しかし語り継がなければならない。日本も同じ傷を抱えている。主人公を演じたアレクサンダー・フェーリングはハリウッドでも人気が出そうな美貌の持ち主。☆4.5
意外と知らない戦後のドイツ。収容所に関わったナチ党員が20年も後に裁かれる事になったとは。父の教えの正義をもって困難な裁判の準備をする主人公が、父も友人もナチ党員と知って酒に溺れていく。なかなか面白かった。
色々と考えさせられる。真実を隠されたまま、自分の信念に従い闘う新米検事のヨハン。収容所での実態が明らかになるほど敵は増え、何を信じればいいのか分からなくなる。戦争が終わった今だからこそ悲惨な当時の状況を冷静に判断できるのであって、実際に自分がその時生まれていれば、党員にならざるを得ず命令に従い殺人だって犯していたかもしれないと思うと、おそろしい。ヨハンも1度は道を失いかけるけど、正義感を取り戻し、また闘い始める。収容所で起こった事実を現代に生きる若い世代に知らせる為にも、こういった作品は作り続けて欲しい。
未だに色濃く残る大戦の影が真実をひた隠しにする。。。戦争を経験した国が持つ隠したい歴史を掘り返すのは余程の信念と正義感がないと達せない。この作品を通して日本の歴史も思い描いてしまった。
今世界でアウシュビッツ収容所での悲劇が語り継がれるのは、このヨハンという若き新米検事たちがいればこそなんだと知りました。戦後落ち着いた頃は若い人たちは何も知らされていなかったことに驚きつつ、自国の恥ずべきところは隠すというのはどこの国でも同じなのかもと思ったり。ヨハンの意気込みは想像を絶する真実にぶち当たり苦しむことにもなるけれど、ひとりではどうしようもないことで。最後まで正義感を持ち続けることの大事さを思い知らされました。
AM
ドイツで戦後わずか10年で悲惨な過去が忘れられそうになっていたことに驚いた。ほとんどの大人がナチだったという後ろ暗さによる、事を荒立てたくないという思いと、ユダヤ人にとっては思い出したくもない過去という条件があって起こったことだった。
たまにはやるじゃないか、と唸る邦題。顔のないヒトラーとは言い得て妙。アウシュビッツの虐殺を今更蒸し返す、てのは言い方悪いけど、あの時代加害者だった人間が逮捕され罪状を言い渡された時の表情が刺さる。責任の所在はどこに。これはどの戦争にも言えることで、簡単に答えられないのも共通。釘付けになるテーマだ。
ユダヤ人大量虐殺に関して、観進めるのがつらいと初めて感じた作品
主人公は、父はナチスではない、極端にいうと自分はこの歴史的犯罪とは無関係であるという認識だったからこそ物語序盤では正義を掲げ突っ走ることができた。それが、父もナチスで、自分も無関係ではない、自分がもし当時の兵士だったら…? と、当事者意識が芽生えたとこからこの映画の1番難しい問題にぶち当たる。 この映画では「無罪か有罪かではなく、記憶に向き合わせることが重要」としていた。つまり、ドイツ国民すべてに当事者意識を芽生えさせることだ。戦争の責任について追求し始めると、何もかもが関わってきて本当に難しい。
法律とは、真実とは、人はどう生きるべきか、といった哲学的課題をストレートに表出した真面目な、真面目過ぎる作品。もう少し遊びというか、工夫があったほうが、映画も人生も良いんじゃないの?
こういう人たちがいたから、語り継がれる。そして、事実を知った人々は繰り返さないようにできる。伝えることは大切。だからこの人に感謝する。
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