少年は残酷な弓を射る [DVD]

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ラストの母親からの抱擁にすべてが集約されている感じ。ケヴィンは純粋に母親に真剣に向き合ってほしかっただけだったんだなぁ。元々母親は気性が荒い性格で、ケヴィンはそれを受け継いでしまったから、同族嫌悪的なものなのかはわからないけど彼女にだけ反抗してしまう。母親もその反抗に答えるように、彼に対して時に突き放すような態度で、余裕を持って接することができない。最終的に、母親に真っ向から振り向いてもらうためだけに殺人まで犯すケヴィン。悲しすぎる。エズラ・ミラーはきれいな顔してるよね。
ずっと観たかった映画の1つ。冒頭の真っ赤なペンキの色に圧倒されて始まった映画。赤い部屋には孤独な一人の女性が横たわっています。そこから徐々に始まる回想シーン。愛の溢れる夫婦の映像が続くのかと思いきや、一人の少年の登場により物語は一変します。その青年の名前はケヴィン。美しい美貌を持ちながらも鋭い感性で母親の心をズタズタに切り裂いていくのです。最高の愛に包まれていると信じていたのに、最悪の悲しみが家族を取り巻いてしまった残酷な結末…。何が彼をあんな残酷な人格は変えてしまったのか。最後までわからないままです…。
冒頭のトマト祭りの、自宅や自家用車にぶちまけられたペンキの赤が、物語の不穏さを予感させる。執拗に母への嫌がらせを繰り返す息子の本当のところは、やっぱり心から愛されている実感が欲しかったではないだろうか。母と距離を置くのでは無く、ひたすらその視線を欲するような言動からそんな風に見えてしまう。しかしまああそこまで行き着いてしまうものなのか。妹の健気さが、ただ兄の残虐さを見せつけるための小道具のように見えて何だかなぁ。そのまんま過ぎるタイトルが残念だ。三つの時系列が入り交じるが巧みに判りやすく見せてくれる。
ダミアンみたいな恐ろしいガキに悩まされるティルダ•スウィントン。至る所の赤と見せ方となかなかな演出。斬鉄剣っぽいのやらエクスペリメンタルなジョニー•グリーンウッドのスコアも良かった。食育の大事さも考えさせられる。良作。
家につけられた赤いペンキを剥がしつつ、事件は何だったのかを追う。子どもは母親を愛して育つものという絶対的なテーゼが崩れ、物語から目が離せない。音楽と映像との不協和音っぷりがスリリングをかきたてる。息子がアレ中に母親が入ってくるも、驚きもせずガン見するシーンに、恐怖で声がもれでました。
画に力のある映画だった。ゆれるカーテンから始まり、トマト祭り、頭から派手な画に惹き込まれる。水面のシーン印象的、顔をつけて水中で顔切り替わったり。一人称の手ぶれカメラとかもいい。過去と今をザクザク繋げた感じ。面会でのパパパと二人の座り方の変化を映すのも良い。的の映った瞳。肌荒れ。ヘッドフォンつけてる男からの歌詞付きBGM。地図。弦音楽。車が前走って人消えるのは王道だけど良いよね。寸足らずの服。義眼の話中にライチ…!雨のなか裸足バシャバシャ。服嗅ぎつつ呼吸してた時、夫の服かな?まばゆい光のなかで終わる。白。
『ババドック』でも感じたけれど、母親と子供をテーマに描くホラーやドラマは、どの場面を切り取っても凄く不安定でまるで薄い氷の上を歩いているような気持ちになります。子供って愛らしくて憎たらしいもので、それをうまく手の中に収めようとする母親の強さと弱さを感じました。
原作を読んで圧倒されたので、こちらも鑑賞。 原作をサクッとかなり短縮して圧縮している感じ。映画のみの鑑賞で理解できるのかなと思うぐらい。しかしながら見事に伝えていたと思う。二番目の子役など、ほんとにデミアンだし、エズラミラーにおいてはもう原作を超えている。彼のおかげで原作とは違う面白さもあった。母視点で見ると兄弟でも生まれながらの違いがあって、ほんとに子育てって難しい。原作ではケビンは生来のサイコパスだと思ったけれど、映画では愛されない怒りと母の愛に焦がれている感じだった。
とにかく赤が印象的な映画。エズラミラーへのミーハー心から観たけど、すごかった。まあだいたい予想どおりの話なんだけど見せ方が素晴らしい。観終わった後しばらく呆然としてしまいます。ケヴィンは悪魔のような少年だけど生まれる前から母親に愛されていない。色々なシーンを思い返して、なんだか悲しい気持ちになる。
日常のシーンがいきなり異常になるのがおもしろい。殴られたり、卵つぶされたり、お情けで誘ってんだよと耳打ちされたり。なんとなく、人間の残虐性をあおるようなところがこの母親にもあるのかも…。ラストシーンの息子の表情が印象的だった。母親が好きというよりは、目撃者として被害者として、自分を生んだ罪として、そばにいさせたいのかも。食べ物がこんなにグロい映画もなかなかない。
【少しネタバレ】怖い映画は苦手なので避けてきたけど、エズラ君観たさで鑑賞。常に母の視点から観てました。育て方間違ったわけでもなさそうだし、愛情を注いでないわけでもない。生まれながらのダミアンなのか? 時系列が飛び飛びに描かれてはいるけれど解り辛さはなかった。母への異常な執着から生まれた感情なのか、彼女には手を掛けていないこと、ラストシーンの様子からねじれた愛情にも思えたな。
子供はたとえ自分の血を継ぐ者であっても他者。理解しようとしなければ、歩み寄らなければ、何も見えない。 エズラミラーの激ヤバな美しさ、麗しさ、儚さ、視線の強さ。とんでもない役者だ。あと体もめちゃキレイ。しかし流石にあれはティーンの男子には見えないなあ。 事件前の家族の様子が明らかになるまで、母親の異様さの理由が分かるまでが観ていてキツかった。何度か止めながらじゃないと観られなかった。ティルダスウィントンの精神にクる演技が良かった。 途中までは二度と観るかと思ってたけど、もっかい最初から観たい。
赤いっぱいに染まったイタリアのトマト祭りのシーンから始まり、本能的に不安と恐怖を煽られる。時系列がバラバラで構成されていてわかりづらいが、見直してスッキリ。生まれながらのモンスターのケヴィン。ケヴィンで怖い子供を見た後の妹セリアの天使的なかわいらしさよ…。なぜ母親をここまで憎むのか―?みたいなコピーが付いていたが、逆だよね。執着という愛情表現。詩的に見るなら、この世に産んで自分と母を分離させた母が憎いとも言えるか。現代の「We need to Talk About Kevin」と邦題どちらも好きだな。
原題は「We Need to Talk About Kevin」。これを無視してはいけない。理解出来ないこと、は、時に恐怖や嫌悪にすり変わる。この世界はわからないことだらけだ。けれども、それを放棄するべきではない。大切なのは、理解すること、ではなく、理解しようとすること、なのではないか。自身の固定された観念を軟化させるのは容易ではない。わからないこと、を受け入れる。それが唯一、憎悪や恐怖を駆逐する手段であり、愛なのかもしれない。WEもKevinも自身であり、そして全ての他者でもある。多分。
鑑賞後しばし唖然。サイコパスの話。秀逸。残虐なシーンはほぼ皆無なのに背筋が凍る。サスペンスとしての完成度が高い。大好きなティルダスウィンドンの演技の素晴らしさは言わずもがなですが、思ったより出演者シーンが多くないエズラが圧倒的なインパクトを残す。今後楽しみな美少年。 なんとも言えない切なさもある。 同じ子を持つ母としてなんとも言えない。 常に疲れたティルダがいい。 少年は悪魔だったのか。ただ母に愛して欲しかったのか。なんとも言えぬ余韻。
このジャケットはなんなの(笑)翻訳書既読。後味がいい話でもないのに惹きつけられるのはなぜだろう。美少年みたさに映画も鑑賞。音楽がレディオヘッドですし私的には満足です。
良い映画なので観てほしい。説明台詞なしにお話を伝えてくる画作りや演出、2つの時の流れを同時に描き切る構成がすごい。何がどこから?それとも最初から?を考えてしまう。ティルダがあばら家の壁をあの色に塗っていた理由がわかる時のカタルシスが気持ちよかった。それまでティルダの怯えや強迫観念に見えていたものが違うものに変じる感じ。
よく分からない。 何か、因果みたいな事をいいたいんだろうか? 絶対的な悪の存在、の話ではないみたいだけれど・・
構成でのストーリーの見せ方がすごかった。そしてティルダ・スウィントンの演技。ラストもよかった。
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少年は残酷な弓を射るを観たいと思ったみんな最新10件(324)

08/29:M
05/11:めがね
02/19:ogt
02/17:藤野
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12/11:みずいろ
10/30:ララン

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