1900年 (2枚組) [DVD]

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赤と黒。木陰や物影の鮮やかさや時に殆どモノクロに接近する色使いはもとより、パンとトラックで横方向へ浮遊してゆくようなカメラワークの魔力。1カットがそれなりに長い分余計にそれが強く印象付くのかもしれない。性行為屠殺虐殺等の見せ方はかなり露悪的ではあるんだが。「ラストエンペラー」と一致するのは時間軸の構成・政治的な晒し上げを受ける人物・台詞音声のリアリズム的な解離(「ラスト」は中国人の英語会話でこちらは伊映画特有のアフレコ)等。ドナルド・サザーランドの鬼気。
5時間オーバーの歴史モノということで長らく敬遠していたが、いやー面白い。B・ランカスター演ずる地主に酒をすすめられたS・ヘイドンが鎌を研ぎ始めて抵抗を示し、その動作を他の農民たちも真似て団結を示すシーン。ジョニー・トー的な、映画が飛躍する瞬間。警官隊に強制退去させられそうになる農民、男たちは棒を持って息巻くのに対し、女たちは歌をうたい地面に横になる――武力に芸術で立ち向かうっていうよくある表現だけど、ここも問答無用に泣かせる。思想劇なのに全く飽きさせないのはストラーロの貢献も大きいんだろうなあ。
Y
★★★☆☆マクロをミクロに置き換えた作品。
1976年のベルナルド・ベルトルッチ監督作品。原題はノヴェチェント。5時間を超える大作。素晴らしい大河ロマンだった。もっと早く見ておけば良かった。アンゲロプロスが同じ時代をよく描いているけど当然だがテイストが全然違うね。役者も子役からデ・ニーロ、ドパルデューまでみなちんちん丸出しで頑張ってた。★★★★☆
とにかくすごいのですが如何せん長いのでコメントに困ります。役者たちの演技とイタリアの風景、音楽に映像美に魅了されながらの映画の旅は316分という長さを感じさせない素晴らしいモノでした。鑑賞後の何とも言えず厳かな気持ちは長い歴史をまるまる見せられたような気分になる本作の構成の賜物かもしれません。
何とも壮絶な人間ドラマで、鑑賞後しばし放心する。イタリアの歴史とその時代を生きた人々の哀しみや、喜び、希望や絶望が濃密に迫ってくる。そのエネルギーの存在感に目がクラクラする程だ。美しい原風景と同様に貧しくも気高く生きた人々の姿は美しい。たとえ時代に翻弄される愚かな民だとしても、時の流れはあらゆる意味で全てを移り変わらせていく。若きドパルデューとデ・ニーロの瑞々しい演技が忘れ難い。映画史に残る傑作。
オルモの父の死、カエル狩り、鴨狩りといった死の描写とエロティックな描写が並行して描かれているのは興味深い。少年期のオルモがテーブルの上に立ち、光を浴びながら歩くシークエンスは神秘的。最後の超ロングショットでの二人のケンカが印象的なように、結局すべては子供の頃のくだらないケンカと同じだったんだろう。ファシストは酷悪で社会主義者はバカ。所々猫が可哀そう。
ik
マッキアイオーリの絵画を見ているような画面。最初の農村のシーンと言いどこまでも怖いアッチラの行動といい、えぐいシーンが多いが、続きが気になって一気に見てしまった。イタリアの風土だからこそ活きるストーリー。邦題はいっそノヴェチェントのほうが良かったと思う。(でも「20世紀」だとしっくり来ないのは何故だろう(笑))
ドナルド・サザーランドの大暴れが凄いけど猫を頭突きで殺すシーンが不快なのできっと二度と見ない。
そんなに長く感じなかった。皆演技上手すぎて悪役の俳優ほんと嫌いになりそうだった。ラストはホンワカしつつも納得と言えば納得だし、あら、一族の長の伝統を踏襲しないのねとも。
ぶっちゃけ大した筋書きではないのに、5時間引き込まれっぱなし。イタリア語吹き替えで終始デニーロの声に違和感が……
何より驚きなのが、ベルトルッチが35歳の時にこの大作を撮ったという事に驚く。  晩年に撮った作品と言っても違和感無し。  5時間もありながら、脚本の巧さを感じながら堪能させてもらった。  「暗殺の森」よりも、自分的にはこちらの方が見やすかった。  まず、こちらをみてから「暗殺の森」を見れば良かったのかもしれない。  物悲しさもありながら、それで終わらせないシュールなラストシーンがお気に入りだ。
5時間はそれほど長く感じなかった。後半の赤・黒と対象的な、幼年期の農村を照らす柔らかな陽光が特に美しい。ドナルド・サザーランドの悪役っぷりも抜群。エンディングも好き。
約5時間半のベルトルッチ渾身の一作。プロレタリアアートとブルジョワジーの対立に加えてファシズムが台頭した20世紀前半のイタリアを描く。とんでもなく長いがそれが気にならないくらいに見せ場は沢山ある。欲を言えばイタリアの役者で固めて貰いたかったが、珍しい極悪演技を熱演するドナルド•サザーランドは鑑賞者をねじ伏せる説得力がある。良作。
ラストで横向きになった後がどうなったか気になって仕方が無い…代々の伝統に自分は乗っ取らないということなのか
農村の景色に赤が映える。どこまでも続く農地、ひしめき合う豚、そこで暮らす汚れた肌に汗垂らした小作人たち。そこに色を加える赤、そして彼らの歌。流れる血、そこに潜む黒。そしてそれらを見つめる地主。時代は目まぐるしく変わる中、それでも変わらない人間の力強さを見せつけられた気がします。
自分好みのエログロと美しい映像で綴られるイタリア100年物語は面白かった。ツタヤでオススメされてたけど一般受けするのかこれ。
{★★★★☆} 長かったが、最後まで観てよかった。農民の苦悩を描いた作品としては「怒りの葡萄」が思い浮かぶが、「1900年」は苦しみだけでなく、底力や希望までも見えてくる。いい作品。
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