無防備都市 [DVD]

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「イタリアネオ・クラッシコ」映画祭2017の前夜祭試写会で見る。ドキュメントタッチがリアリティに画面いっぱいにあふれ出てくる。ロッセリーニ、すごい。終盤の見せ場は、ナチスの揮うジスタンスの男たちへの拷問、神父の矜持。
原題は"Roma città aperta"、第二次世界大戦イタリア降伏後、ナチスドイツ占領下のローマが舞台。支配者側の当惑、神の存在、そして民衆の(特に)子供たちのまなざし……それらを均しく拾い上げることで、無防備都市は単なるレジスタンス映画から峻別されているのだと思う。 月並みな言い方になるがこの作品にはあらゆるものが描かれている。胸にズシリと突き刺さる幾つものカットは、人間の本然を問うている……記憶にとどめたい。
まずイタリアは降伏してすんなり連合国になったと思っていたので、自分の無学さに…。 おまけにロッセリーニもネオレアリズモも、47歳にして初鑑賞という無学さ…。 ただ「戦争が見せる真の悲惨さとは、ドンパチではなく、この映画でも描かれた拷問や裏切り、あとは今回はなかったがレイプや略奪なんだだょ!」ということだけは、最近特にマッチョな言動を繰り返す→な人々に訴えたい(日本でレジスタンス運動がほとんどなかったのは拷問の怖さに耐えられなかったからなんだょ!)。
同時代につくられたと思うと、本当にすごい。暮らしを描くことで、よけいに悲劇が際立つ。
(ネット配信) 誰も幸せにならない、。戦争。
ネオレアリスモはやはりどうしても好きになれない空気がある。が、時代をフィルムに見事に焼き付けたという点ではやっぱり名作なのだと思う。死んだフリするおじいさんがちょっぴりかわいい
45年。再見ながら、10年ほど前の初見時よりも圧倒された。第二次大戦で降伏後、同盟国だったドイツに占領される中で抵抗運動に走る人々。ろくな資材もない中撮られたとは思えない。抵抗者だけでなくその協力者たちや独軍側の人物造形も定型に陥っていないのが驚異的、いやむしろそちらの方が生き生きしているようにも感じる。麻薬中毒の女、ナチ将校を半分操っているような悪女、そして神父らの存在感たるや。映像も、トラックを追うシーンは勿論、各所に映画の神が降りてきているとしか表現できない。時代と古典の凄まじさを感じる。
1945年の映画ということで、生々しかった。占領ドイツ軍に抵抗する人々の話を押さえた演出で描き、それが余計にザラザラとしたリアルさを生んでいる。後半に出てくる拷問シーンにはゾッとする。並んだ道具類が恐ろしい。ドイツ軍将校と司祭とのやり取り、これがテーマか。全体に暗く重い映画と思いきや、ところどころに挟まれるユーモラスなシーンにホッとする。
病気の爺さんがいい味出してました。 レジスタンスの恋人や新妻は、いまいちグッときませんね。 ナチスの高官のいやらしさと、その女の妖怪っぽさは良かったと思います。
親衛隊少佐の愛人イングリッドの悪魔要素と神父や拷問を受けるマンフレディの神の下の敬虔さの対比がなされ、後のロッセリーニ作への素地がうかがえる。 ドイツ民族の優越性信奉とそれに対しての疑念が1943年という戦局の大きく傾いた時期の動揺をうまく象徴しているように思った。
イタリア降伏からちょうど二年目にあたる1945に年公開された戦争映画。ゲシュタポに追われ、拷問の末に殺されるパルチザンとそれに協力し銃殺される神父の物語。ネオレアリズモの代表作として知られているだけあって、全体の緊迫感が中々良くできている。特に連行場面の戦士たち、彼らに注がれる市民の視線、なりふり構わずトラックを追う女性の図はほかに類を見ない出来。
おすすめです
もっと難しい作品かと思っていた。でも観ていると“ファシスト”“ゲシュタポ”とかの単語が出てきたので世界史とか“ゲシュタポ”って秘密警察だっけか?とか思い出しつつ観た。第1・2部ともラストは印象的だった。2部の場面途中で拷問道具がちらっと写るんですがそこでも然り気無いリアルさがあった。イタリア映画って子供の使い方が上手いと思う。
イングリッド・バーグマンが夫と子供を捨ててまでロッセリーニ監督のもとへ走ったキッカケとなった映画、『無防備都市』鑑賞。製作&公開が1945年だということにビックリ。戦争が終結して間もない時にこのような映画が製作されていたとは…。
誰が誰やらわかりづらい。僕がカナ人名が苦手なせいもあるが、レジスタンス側の男どものキャラクターが神父以外どれも似たりよったりのステレオタイプ的描かれ方をしているせいだと思う。ナチスに密告して結果的に恋人を拷問死に追いやる麻薬中毒の女がゲスで実に良かった。あの女がいなければこの映画は単純すぎて観るのが辛い。でも死体を観て卒倒してオシマイなんだよなぁ。もっとネチネチやってくれよ。あと、冒頭のカルチョのシーンが良かった。
フランチェスコは逃げ切ったのだろうか。物語に回収されないあたりが、ネオ・レアリズモっぽい。
よかった。少年たちの受け継いだものがどうなるのか気になる。
7点。ロッセリーニが監督で、脚本にまだ若き日のフェリーニが!どんな凄い映画かと身構えたが...思ったほど哲学的でもなくコミカルさもあり、それでいて連合国に解放されたわけでなくドイツに占拠された"無防備都市"ローマを舞台にした現実を、第二次大戦が終わってまだわずかという街を素材にして如実に描き出した力作だった。レジスタンスたちが始終続く緊迫感の中実にあっけなく命を落としていくが、死が突然描かれ後を引く描写もないからその分だけ生きていることが際立つ。生を渇望しなければならない時代の存在証明のような作品。
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