ペルセポリス [DVD]

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宗教観とか戦争とか日本から遠そうな話だけど、マルジは普遍的な女性だからものすごく親近感がある。少女は自転車にのってもそうだったけど、外では欲を抑圧しなければならないだけで、抑圧の象徴であるスカーフを取ってしまえば、どこの国の人間も本質はやっぱり同じなんだなぁと再認識する。そしてどこの国のおばあちゃんもいいこと言うんだなぁとも。笑えて公明正大でいたいと思える映画だったけど、絵柄的にマルジは禿げたらワンパンで戦争終わらせられそうだなとずっと思ってしまった。
イラン出身でパリで映画監督している人による自伝的作品。影絵のような独特のデコレーションのあるアニメで、イランの悲惨さを上手にデフォルメしながら、笑いとペーソスを織り交ぜながら、けれど飾り気のない、しみじみと感じ入る作品だった。
「ハッピーボイスキラー」のサラトビ女史の自伝的アニメ。同じ人に思えないほどハードな生き方でした。イランとイラクの区別もつかない日本人ですが、まるで大日本帝国やナチスが蘇ったような気になりました。でも現代のテヘランの若者たちはネットがあるから少しは違うと思いたいです。
イラン女性の挫折とほのかな希望の物語。暗い話しでありながらコミカルだし物語のテンポが速いのでストレスが無い。イスラム革命後のイラン社会が旧体制以上に抑圧的だったことに驚く。おそらく当時のイランにおいては比較的裕福でインテリの家系に生まれ育ったマルジは、自由に目覚めてしまったがために落ち着く場所がないのだ。恋愛にも結婚にも失敗し、国を捨て旅立ったマルジのその後の人生がとても気になる。大きな見せ所がある作品ではないが、等身大のイラン社会とそこに住む人々を描いた優れたアニメだと思う。
フェルトペンでトレースされた線には独特の温かみが感じられ、シンプルでありながらキャラクターたちの豊かなしぐさが出ている。特に少女マルジがブルース・リーの真似をするところ、大人になってマグナエを脱いで車で疾走するシーンなどが素晴らしい。物語はかっこよすぎるおばあちゃんの死と、主人公が再び祖国から出てフランスへ旅だつシーンで幕を閉じる。この作品は、日本で戦争を扱ってきたアニメーションにある問を突きつけている。それはサブカルチャーで戦争を扱う事と、サブカルチャーで戦争の中に生きる人々を描く事の区別ということだ。
かわいらしいビジュアルからは想像できない重苦しい青春模様。過去の思い出が全部モノクロで描かれていたのが印象的。
イランの少女が革命、戦争、留学、帰国を経て母国に別れを告げるまでを描いた自伝的アニメ作品。国家による粛正が吹き荒れる革命後のイランでおこる残酷な現実と、レトロで可愛らしい絵柄のギャップがすごいが、基本コメディタッチの作品で楽しく観れた。『中東』という『異世界』で起こっていると思える物語が『アニメ』という手法を介することで、誰もが感じる普遍的な青春物語として受け入れることができた。ここでは革命や戦争と失恋が同次元で描かれ、1人の女性が自らのルーツを受け入れ自立するまでが描かれる、非常に豊かな作品だ。
〈レンタル〉
アニメの可能性はまだまだあるんだなぁと思いつつもかわいいビジュアルからは全く創造できない重さにちょっと困惑。処女は処刑できないから無理やり処女を奪ったあと処刑って・・・
とても悲しい映画。生まれた国が子供にとって全て。日本人は「戦争はよくない」とうんこみたいなことしか言えない。「ラブ&ピース』って英語で言われても違和感ある。
原作の大ファンで、封切されるとともに見に行きました。かなり原作に忠実に、そのまま動くマルジたちを楽しめます。かわいい絵とは裏腹に、これからイランという国で、そしてその先の国々で待ち受ける運命…。人生の意味を何度も問うてしまいます。
(2007年、フランス)原作(未読)は、ベーデー。イランで育った彼女は、イスラム革命以降の半生を綴る。日本のアニメとは違ったところがあり、描写が面白い。まず、背景や小物がかわいいシーンがあり、この絵柄でファンタジー作品を作ってほしいな、と思った。影絵調に人が描かれたり、色遣いもやっぱり独特。過去(思い出)はモノクロ、現在はカラーで描かれている。「パパとママが15歳の時は手をつないで歩けた」みたいなセリフが印象に残った。中勘助「こまの歌」にあるように、昔の日本もそうだったと思うと感慨深い。
2007年仏。マルジャン・サトラピ原作を本人がアニメ化。凄い密度の自伝映画。進歩的思想を持つ父母と祖母に育てられた少女マルジが大人の女性になるまでを描く。「いつも毅然として、自分に公明正大でいるんだよ」など、おばあさんの台詞がどれも素晴らしい。1978年テヘラン→1982年テヘラン→1986年ウィーン(留学)→1992年テヘランという時間軸。国家が国民(特に女性)への統制を強めていく度合いが劇中の女性のスカーフからマグナエへの移行により表現されている。年代ごとの主人公のずるさ・愚かさもきちんと描いている。
umi
原作1、2巻を読んだ後に鑑賞。原作の情報なしに、特に日本人が、理解できるのかなと思うところがいくつか。グラフィックノベルとしては読めるが、緩急やシーンの区切りというのがあまりない、映画にしづらそうな、ひとりの女性の来し方の独白のようなものをじょうずにまとめているとは思う。アイ・オブ・ザ・タイガーやアイアンメイデンがかかるところは名シーン。
イランの女性の人生を追ったアニメ作品。アニメにしてはエッセイなのでファンタジー部分は少ない。白黒でイランの悲惨な戦争や情勢を表していたと思う。内容に盛り上がりがあるわけではないがイランの情勢やフランスで過ごす女の子事情などが知れて面白かった。
イランの国情、戦争に苦しむ民衆、女性の生きづらさなどが、思春期の少女を通してドライなタッチで描かれる。知らなかったことが満載で勉強になった。淡々としてるけど、実際こんな体験をしたら私は壊れてしまいそうだ。アニメーションの画像が独特でおもしろい。なぜか和風なテイストもあり意外だった。
イラン革命時代を生き抜き、ウィーン留学を経て少しずつ大人になっていく少女の物語です。パンクにはまったり、お酒を飲んだり悩みながらも自由奔放に生きている姿に共感を覚えました。ちょっぴりシニカルなのも良いです。日本のアニメに慣れすぎていて最初はちょっと不安だったけどこういうのも良いなぁと思ってみたり…ほとんど白黒なのがまたいい味出してる!今度は原作も読もうかな
イランの裕福な家庭に生まれた少女の成長物語。モノクロームのアニメが美しいです。他のコメントにある通り、おばあちゃんの台詞が良いです。調子外れの『アイ・オブ・ザ・タイガー』がww。「自由は代償を伴うもの」というマルジの言葉が深い余韻を残す作品でした。
おばあさんがイイネ
薄い映像の反面、濃い内容。束縛からの自由ほど奮えるものはない。
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ペルセポリスを観たいと思ったみんな最新10件(85)

07/13:ERICO
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ペルセポリスの評価:56% レビュー数:50
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