黒い雨 [DVD]

黒い雨 [DVD]
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監督
今村昌平
出演者
三木のり平
北村和夫
田中好子
沢たまき
市原悦子
上映時間
123分
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黒い雨の感想・レビュー・登録(97)

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原作を貫いていた静かな憤りをしっかりと描いています。動きのない原作だから、どうかと思っていましたが、役者の素晴らしさが補って余りあるという感じです。特に田中好子さんは、もっともっと活躍したはずと思えて残念です。
いつか見たいと思ってました。モノクロのため古い作品と思ってましたが、1989年じゃ新しいですね。キャストが皆素晴らしい。原爆の残忍さをよく表した話だと思います。日本人なら原爆の悲劇を語り継いでいかないとね。
こちらは戦争末期'45年の広島が舞台の名作。戦争を俯瞰で見ず、局地的に観るとより悲惨さが伝わるものです。戦争はただただいけないことです…(ノ-_-)ノ~┻━┻好子サンが素晴らしい過ぎる…
戦中から戦後へ。その過渡期において村ではどのような生活者の消息があったか。更にはその生活者として村に包摂される者のなかに、ヒロシマの被爆者がいて、彼らがどのような心境で戦後を送ったのか。黒い雨を受けた疚しさとは、人類の普遍的問題を孕んでいる、その確実性の所在を確認させてくれる作品。身中の死をある体験に帰せうるとき、人はどのように己を了解するんかなぁ。
近代文明が犯した最も愚かで恐ろしい核兵器の恐怖を、家族と村社会の閉鎖的な物語で淡々と描いた作品。モノクロの映像のヒリヒリする様な質感と、そこに流れるじっとりとした時間の感覚が観る者に言葉にならない恐怖と焦燥を与える。理不尽な運命を、ただひたすらに耐え生きるしか無かった数え切れない程の無名の人々の苦しみと悲しみを、現代そして未来に伝え得る重要な作品だ。俳優達の素晴らしい演技も、全てのセクションの見事な仕事も、忘れ難い記憶となって残り続けていくのだろう。
戦争が終わってもこの家族にもう未来という平和が戻らなかった。戦争を計画する人は国の未来を想って始めるのだろう。
被爆体験の手記を書くという、映画全体の軸になりそうなモチーフを活かしきれてないならともかくそれに気づく素振りすら見せないのが腹立たしい。白黒も「黒」の話題性にかまけてる節が否めず。イマヘイ曰く「メッセージは声低に」とのことだが、“正義の戦争云々”という声のメッセージより、引き抜ける髪の無声の図の方が遥かに映画的価値がある。登場人物のうち車の下に入り込む男だけがまるで周りから浮いているかの如く喜劇らしい運動本位性を享受している…と思ってたら、案の定唯一原作に登場しないキャラクター(井伏の別作品から)らしい。
直前にテレ朝の原爆特集を観たせいか、余計に胸にグッと来るモノがありました。原爆投下直後の街の様子はモノクロだから観れたけど、カラーだったらきついだろうな。ピカドンを浴びた浴びないで差別があるのはいたたまれないです。実際こんな事が普通にあったんだろうなぁ。煙草を咥えたおばさんが良かった。
★3 冒頭のショッキングな映像があり、そこから徐々に病に蝕まれていく人々。戦争・原爆がもたらすものは総じて不幸な結末だ。戦争だけは理論ではなく感情で語られるべきなのかも知れない、この物語のように。
原爆により人生を狂わされた若い女性が主人公の戦争映画。台詞一語一語が重く、原爆後遺症に苦しむ人だけでなく戦争後遺症に苦しむ人々の様子も描かれています。今作の鑑賞を学校の必須授業にして欲しいものです…(ノ-_-)ノ~┻━┻きちんとリメイクして生々しく後世に伝えていって欲しいものです…
モノクロが故の哀しさと怖さが、このテーマによく合っている。原爆は一瞬で多くの命を消し去り、何年もかけて多くの生活と人生を奪っていった。戦後70年の節目にこの映画を観る事ができてよかったと思う。原爆で直接的、間接的に亡くなった方と、田中好子さんはじめ、この映画を残して旅ただれた名優たちに哀悼の意を表します。
BSプレミアム。生き残っても続く戦争の苦しみ。本人の人柄も表れているだろう小林昭治さんが印象的。
85点 いい映画だと思う。前半の少しの時間だけ原爆投下直後のグロテスクでリアルな映像(モノクロにしたのはこの為だろうか)があるが、物語の大半はその後の何年にも渡る被爆者の静かに忍び寄る死の恐怖との対峙など戦後心に傷を負った人々の心理的なドラマが中心で秀逸。子供には理解しにくい演出だろうし、重くてシリアス過ぎて楽しくはないだろう。しかし観応えがある映画だ。武満徹の難解で重たい音楽がより重厚に演出するがEDで少しだけ穏やかなメロディを加えている。
この時期にはこういう映画が多く放映される。放映してくれるのだから、深刻で残酷な映画だけど、戦争を知らない世代もこういう映画を積極的に観てほしい。こういう映画でスーちゃんにオッパイを出させる必要があったのかと疑問は残るが…。原爆の放射能がいつごろまで広島に残存したのだろうかと考えた。それがわかれば福島第一原発事故の影響についてもっと具体的に考えられる。広島と長崎のデータは占領軍のアメリカが持っていったのかな? “フクシマ”が起きたとき広島と長崎のデータがまったく出てこないので不思議なのだ。
(TV録画) 武満徹の音楽。モノクロ画面。地に足の着いた役者たち。時報とともに時計を直すという行為が、日々のいとなみであり、時間の経過を感じさせる。戦争はいやだ。
冒頭15分までの原爆投下後の広島市街地でのシーン。そして、同じ場所での中途の回想シーンには絶句という他はない。また、「黒の雨」を浴びた人たちが、櫛の歯が抜けるように、そして静かに死んでいくのもやるせないなぁと。なお、田舎の人らしい台詞回しというか、関係性というか、「八つ墓村」のような田舎のドロドロした感じが描かれているなと思ったら、あの石堂淑朗(日本の農村部の雰囲気を上手く描く。帰ってきたウルトラマンの「大魔神月に吠える」等を担当)脚本だった。
いきなりの冒頭10分の強烈なインパクト…リアルに描かれる広島の姿には絶句で、カラーでは直視できないゆえのモノクロで、目をそらしては無意味。 そして、田舎での日々…被爆者一人一人に忍び寄る死の影は、まるでロシアン・ルーレットの如くでいたたまれなくなり、とりわけ、あの風呂場のシーンには背筋が凍った。 “人間いう奴は性懲りもないもんじゃ!我が手で我が首を絞めよる!正義の戦争より不正義の平和の方がマシじゃいうことが、何で解らんかに!!”
☆4.5 広島で黒い雨を浴びた矢須子(田中好子)。それから数年後、叔父夫婦と穏やかに暮らしていたが…。心優しい矢須子。その矢須子を何としても嫁に行かせてやりたいと考える叔父夫婦だが、縁談は進まない。2次被曝をした人たちが次々に亡くなり次第に死の影が忍び寄る。叔父さんが言った「正義の戦争より不正義の平和の方がまだましじゃいうことが、どうして分からないのか」この言葉が全て。矢須子役の田中好子は白血病で亡くなったが、この映画で髪の毛が抜けるシーンなどを見ると彼女がどんな思いで最期を迎えたのか切なくなった。
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黒い雨の評価:74% レビュー数:36
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