叫 プレミアム・エディション [DVD]

叫 プレミアム・エディション [DVD]
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監督
黒沢清
出演者
役所広司
上映時間
104分
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謎の事件に翻弄される主人公の刑事のもとに現れる赤い服を着た女。全編静謐な美しさによって現代の幽霊を見事に演出している。エンディングの黒沢清節はネット時代デジタル時代に増幅され続ける幽霊の怨念なのだろう。
幽霊がガッツリと存在してしゃべれる、触れるというのはなかなかに新鮮だった。ほんとにきれいな人だな葉月さんは。笑ってしまうような演出が何カ所かあるけど、恐怖というよりサスペンスな雰囲気が良かった。
今だったら葉月里緒奈のムンクの叫びアタックを3Dで見てみたいけど怖すぎて死ぬ恐れがあるからやっぱいい。
借り物のセットで撮影していて「どんなに倉庫に見えてもここは警察署!!」と断言する感じが好き。予算的背景なのか無機的な背景を撮りたい監督の意向かは分からないが。
カメラがぐるっと室内をパンするときに、鏡にチラッと映る幽霊という演出は使い古されてはいるんだけど、やっぱり恐怖感があっていい。ホラー映画のなかでは鏡や水は現実と虚構の境界を曖昧にする効果が強く出るんだな、ということを認識させてくれる作品。ただ、スーパーマンみたいに飛んでいくのだけはやめてほしかった。
よく知っている女優ではっきり顔が出て特別なメイクをしてるわけじゃなく、こんなに怖いとは。見開いたまま瞬きをしない眼の力と、スローな動きと声の微妙なズレと、周りの背景から微妙に浮いているように見えるのとか、移動する身体と頭部の動きの違和感とか、ゾクゾクした。そういうところじゃない部分でビビる心構えはできてたけれど、姿そのもので怖い。
観念的ですねえ。ともすれば笑っちゃいそうなギリギリの恐怖描写を重ねていき、それが不思議と癖になる。やっぱり撮り方が上手いなあと思います。なんか常に画面の端に何か居そう(笑)
回路の加藤晴彦の部屋もそうだったけど、黒沢清って何気にインテリアがオシャレ。確か葉月里緒奈はこれで久しぶりに観たんだけど、顔力にビビった。またホラー撮ってくれないかなぁ。
最初役所と小西の関係性が掴めなかった、こんな綺麗な霊に出て行けって酷いこと言うよなぁ。もう一回見たい。
美人の幽霊だったら''アリ''かな…。なんて下世話なことを言っていたものだが、撤回。美人でも、怖い…。話として面白い部分もあるけど、全体的に退屈かなぁ。
「Jホラー」、って言ってしまっていいのかとも思う。怖かったシーンもある、ホラーの枠に収まらない何かを感じる事が出来るのが黒沢監督作品なのだろうか。
例えその気がなくても「何かを見て」しまったならば、もう絶対に「それを見た」以前の自分には戻れない…普段あまり意識しない「見る」という営みの永続性が、黒沢清得意の理詰め&ちょっぴり不明瞭な仕立てで浮き上がる面白ロジカル・ムービー。狙いは何かと考えると、「見た」自分にどう向き合うのかという所から、見て見ぬ振りの欺瞞にまで思いが馳せられるが、実際どうなのかの答えだけは絶対に言わない黒沢監督の、そんなイケズさに私は惚れた。鏡を使った視界の拡張、現実から剥離したような幽霊の移動など、種々の映像の切れ味も最高レベル。
顔芸で驚かせる幽霊映画の多い中、真顔で堂々と迫り来る葉月里緒奈が強烈な存在感の割に生気も現実味にも乏しくて本当に怖い。主題である叫びの声や不安を煽る音楽は不快で、視覚的な恐怖には慣れる事が出来ても脳が無防備に晒されているような聴覚に作用する恐怖には抗えないなと思った。記憶と忘却の象徴たる女性二人の絶え間ない対比が生み出す不安定さと、終末の世界を一人だけ許されてさ迷う絶望の果てしなさも不健康な快楽を覚える。ただ、幽霊がぴぅーと飛ぶ突拍子のないシーンは笑ってしまった。廃墟が美しいので好きな人には堪らないかも。
Y
幽霊がダイブするシーンでふきだした
黒沢監督のベストオブベスト
葉月里緒菜が美しい。人も幽霊も平等に勘違いする世界の映画を撮らせると、黒沢清の右に出るものなしですね。
痩せ過ぎの葉月里緒菜が素で怖い。ほとんど言いがかりに近いような恨みなのだが、成り行きではあるにしても、ただ一人正面から向き合った役所広司のみが赦される事に。しかし人間どこで恨みをかうか分からん、その事のほうが怖いかも。
2006年日本。地震により液状化した埋立地で、赤い服の女の他殺体が発見される。同様の手口の殺人事件が頻発し始める一方、有明署刑事吉岡のもとには赤い服を着た女の幽霊が出現する。叫び声を上げながら生者に突進するも、祟る相手を間違える幽霊、「誰だ、誰だ君は!」と幽霊に聞く主人公など、ところどころおかしい。役所広司を主役とした黒沢映画における分身のモチーフは、この映画では記憶の混乱から発動する。ほとんど言いがかりと言ってもよい呪いをかける女の幽霊だが、なぜ船頭だけは無事なのか。彼が呪いの対象を連れてくるからか。
役所公司はまぁ悪くないと思うんだが、他の役者さんの演技がなんかあんまし好きじゃなかった。叫びは結構、いいような気もしたんですが(変えられない過去の叫びとしてテーマ上なっとくできる、現実と過去の軋みを感じる叫び)。幽霊は、最初出てきたときはウラメシヤポーズに、瞬きをしないという定番不気味演出でキメてきてたが、訴えたり空飛んだりしてからは美人さんということもあり、人情を感じてしまいます。ラストの台詞もまぁ、人情か、という感じ。そういう意味では、ホラーの皮をかぶった人情話ですね。
✩4 幽霊が玄関から帰ったり空をとんだりしてて、幽霊というより生き物としての存在感がある。怖いというより可愛かったな。リアリティのある緊張感が無くてあんまり怖がれなかったし、ホラーといっていいのやら。幽霊よりも霊的で怖かった主人公の彼女の最後の届かない叫びは印象的。タライはサービス?
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