緑の光線 (エリック・ロメール コレクション) [DVD]

緑の光線の感想・レビュー・登録(135)

最新のコメント20件表示中[もっと見る]
神戸アートビレッジセンターにて鑑賞。
多感な女心が繊細に描かれて…などいなくて、実は巧妙に(特に新たな行動を起こす際の)心理描写が避けられている。 次の旅の目的地やら同行者やらもここでは「着替えること」の変奏でしかない。 「屈折しやすい波長の短い光」というのも色を着替えることであり、それを捉える行為は肩からはだけて肌が見えた刹那と等価で即物的ではないか。
劇場で。初ロメール。何気ない会話で進んでいく物語。軽やかに進む会話から主人公デルフィーヌの潔癖さや不器用さが浮き彫りになり、その過程は淡々としてるのにどこかスリリング。演技や演出を超えた映画そのものの面白さ…みたいなものを感じさせてくれる映画だった気がする。面白かった。
劇場にて。
精神的無職あるある。
気持ちが晴れず常に暗い顔をしている、繊細で考えすぎで潔癖で自分に正直で不器用な非モテ主人公デルフィーヌが、なぜかとってもチャーミング。切り札を出すのよとアドバイスされて、自分にはその切り札がないのと泣き出すシーンに大笑い。笑わそうと作ったわけでは決してないのだろうけれど、どこかおかしみ漂う作品。監督のまなざしが温かく、人生や人間への希望が提示されている。わたしも好きだなあこれ。
これおれむちゃくちゃ好き。複数人での会話シーンの演出が卓抜というか、まるで頭に入ってこようとしない会話文に倣う画面のふらつきがいい具合。全体的に、道端で拾ってきたような会話のやりとりがすげえ好き。まず話自体がどうでもいいし、観ててただ心地よい、緑の残念ぷりも可愛い。めっちゃ褒めてる。たぶんこんなんを、待っとった!
DVDで。フィルムだと最後の緑の光線は見える人も見えない人もいるらしいが、その現象自体が美しい。フィルムの焼き具合とか劣化具合(いわゆる偶然)、個人の主観に応じてラストの意味が変わる...主題的にも完璧でしょ。妄想です。監督の意図は知らない。DVD用の加工が下品すぎるのは確か。
不条理ってことばが浮かんだ
@早稲田松竹
名画座にて
i
★★★★早稲田松竹
早稲田松竹で鑑賞。 ヌーヴェル・バーグ(新しい波)の重要人物、エリック・ロメール監督作品をはじめて観た。友人関係も恋愛もうまくいかない孤独な女性の物語。 ヌーヴェル・バーグとは1950年代後半にフランスで始まった、新しい映画運動。ロケ中心のドキュメンタリータッチの映画。 1957年ルイ・マルが25歳で撮った「死刑台のエレベーター」はヌーヴェル・バーグの先駆的作品。
あまりにモンスターな映画で吃驚した…こいつぁすげぇ…並みの傑作じゃないなこれ 主人公である若い女性の心の動きを丹念にすくいとるだけでも、勿論驚く 何せロメールは当時66歳なのだ!ww しかしボクの驚愕ポイントはそこじゃない…この作品にはあまりに明瞭に《映画の向こう側》が滲み写りこんでいる 「藝術的価値」があるとしたら、この《向こう側》へと観賞者を連れ出していくことだろう 本作はまさにそういう作品だ 何かの技術やテクニックがそれを可能にするのでもあるまい しかし一体どうやって…? 謎だ… スーパー★5!
★5 物語論でも作品論でもなく、映画論として本作を考えると、かなり難解だと思われる。骨組み/構造を、あらかじめしっかり組み立てることで、即興的な演出を可能にする。そのことによって映画を「自由なもの」にさせてるような感じ。監督の判断基準が(おそらく)明確なので、いくら「遊ばせても」つまむことが出来る(一体どれくらいフィルムを回したんだろう?本作が90分の映画である、という事実は非常に重要な気がする)。ヌーヴェルバーグ的な手法を、みずみずしいまま(←ここ重要)洗練させた感じ。舌を巻いた!
主人公が草原で泣くシーンがある。草は意思をもって、意識を持って、風に吹かれているわけではない。緑の光線は、自ら光ろうとして緑色の美しい光を発しているわけじゃない。すべて本当の無意識からなる、自然の領域の、ありのままの景色でしかない。世間に、人に認められようとする一面と、自閉的な自己への偏愛の一面からなる二面性の相違に苦悩する主人公には、その姿に手の届かない悲しさと憧憬を感じたのではないか。そして、その自然であることの〈無意識〉と、この女優の凄まじい演技力からなる自然さが非常にリンクしているために、
ブルジョワはバカンスひとつも大変だなあという話。偶然入り込んだような音やモノをはじめ、自然描写が素晴らしい。テレビ放送だったので画質が悪くてつらかった。
最新のコメント20件表示中[もっと見る]

緑の光線を観たいと思ったみんな最新10件(72)

10/12:KS
02/18:刻一
01/13:esaki nariya
12/07:Manponpin
09/05:Karuna Niino
06/12:さほみ
04/23:muco

緑の光線を観た人はこんな映画も観ています

風立ちぬ [DVD]
風立ちぬ [DVD]

5685登録

緑の光線の評価:47% レビュー数:32
ログイン 新規登録