望郷 [DVD] FRT-171

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『傷だらけの天使』最終回を観るたびに気になっていた映画。 いつか観ようと思っていた映画をやっと観ました。 原題は主人公の名前である『Pépé le Moko』。 これを『望郷』とした邦題のセンスが素晴らしい。この邦題がヒントにならなければ、単に魔性の女に惚れて破滅していく男の物語として観るところでした。 舞台となるアルジェのカスバ。このカスバの「魔窟」という雰囲気も異世界的でとても良いですね。 この魔窟を舞台にしたことで、単にメロドラマ、フィルム・ノワールで括れない不思議な世界観になっていました
①ライティングがとにかく不気味である…フィルムノワールである ②ギャビーは巴里そのものなのですね ③石井輝男のラインシリーズに迷宮都市カスバをパロったものがあったはず…
ジャン・ギャバンかっこよすぎだろ。パリを思わせるギャビーは彼にとって無性的な存在だったのでは。
題名は知っていたけれど内容を全く把握していなかった古典の名作の一つ。主人公の男のぺぺが今まで付き合っていた彼女に対してひどい態度なのが嫌でした!そりゃ故郷のパリ女の美人に惹かれるのは分かりますが、旧彼女を邪険にし過ぎです!80年近く前の映画だから仕方がないのかなぁ。この時代の映画の中の男性はかっこいいけど威張ってますね。1900何年代くらいから胸キュンさせてくれる男性が現れるでしょうか…ちょっくら検証がてら古い映画を観ていこうと思います。香港の九龍城のような雰囲気のカスバは面白かった。
★★★☆☆終盤近く、望郷の思いを歌った曲を歌劇場あがりの中年の娼婦?が涙ぐみつつ歌うシーンにすべてが要約されていると感じる。それとタ邦題。素晴らしい。ぺぺが好きになれなかった。アルジェリアの街並みが素晴らしい。PEPE-LE-MOKO(1937)
37年のアルジェリアはカスバ。まだまだアルジェリアが荒れていなかった頃の作品なだけあってアラビア中世風の家々、そこに蠢く無数の人種や宗教、それらが生み出す熱気が伝わってくる。物語はパリ逃れのヤクザ親方ぺぺが部下をフランス警察の罠で失ったり、パリの香りをまとったマドンナに惚れて身を滅ぼすという何ともロマンチックなお話。アルジェでヤクザを演じるなら、南国の下品な雰囲気をまとわなければならないが、ぺぺのキザな演技がパリへの未練という一点において正当化されている。ギャバンの演技が妙な塩梅で物語に溶け込んでいる作品
ジャン・ギャバン演じる悪党ペペがイマイチ好きになれんかったなぁ。しかしカスバの町並みがなかなか面白い。
【望郷】1937年のジュリアン・デュヴィヴィエ監督作品。これぞ名作。魅力あるカスバの情景は見応えあるし、何より無駄のない脚本が素晴らしい。 期待を裏切らないフランス映画らしいラストにもぐっと来たね。絶望から抜け出すにはやっぱりああするしかなかったんだろうな。ギャバンの出ている映画をもっと見たくなった。
ギャビーという女。ペペ・ル・モコは最初は宝石尽くしの外見に惚れ、次に故郷の匂いにゾッコンになった。ペペがギャビーを破滅する危険を冒してまで求めた理由。それは彼女の美しさではなく、彼女のにおい。ペペは女よりもむしろ故郷を取り戻したかった。だから望む故郷、望郷。それが叶わなかったとき、彼は大声でギャビーと叫んだ。故郷を望む心を込めて試した。それが届かなかった。彼は故郷から拒絶されたも同じ。彼は故郷を望む希望を失わなかったが、ついに失ったとき、彼は自ら命を引き取る。
sk
空間をめぐる映画。
ギャング映画かと思っていたらメロドラマのような映画でした。
ジャンルで言うとメロドラマってことになるんだろうが、フィルム・ノワールの先駆け的なムードも。ぺぺがあの女性に見ていたのは恋ではなく、帰りたいけど帰れない故郷の象徴だったんだろう。ギャビーも色々ワケあり人生の人らしく、共に裏街道を歩いてきた者同士の心の触れ合いも仄めかされている。今の映画と違って、余り背景を説明することもなく、本筋だけ見せて、後は観客の想像に委ねる演出も余韻が感じられた。港へ向かうぺぺの心情を映すスクリーン・プロセスも効果的。カスバに暮らす老婆が歌手だった昔を偲んで歌うシーンも忘れ難い。
人間の欲望の本質を見た気がした。自分の故郷をよく知る美しい女に惹かれる男…阿呆か‼って、思ったけど…でも、追い込まれると、他が見えなくなるその心境はわかるなぁ。 とりあえず、ハッピーエンドにならないところが、この映画はいいかもね…
ジャン・ギャバンの演技が強烈でした。…強烈?観ているうちに凄くかっこよく見えてきて、かと思ってたら儚くも見えてくる。魅了されました、他の出演作観てみたい。ちょっとマイケルの時のアル・パチーノと重なりました。途中のミュージカルシーンみたいなのが割と印象に残ってます。
カスバで繰り広げられる悲恋物語。罠にかけてられているにも関わらず、愛する女性を想い幸せそうに波止場へ向かう姿が切なかった。
舞台は迷宮のような街カスバにあって、それを象徴するかのように人間関係も入り組んでいた。我々が夢見る異郷がカスバのようなものであるが、そこではパリという故郷に帰りたがっている男がいて、レコードではアメリカを夢見て挫折した女がおり……あらゆる「望郷」がこの作品には渦巻いていた。
ペペ・ル・モコとは何と響きが良い言葉だろう。人望のある男気たっぷりの男が、一人の女の人のためにこんなふうになってしまうものなのですね。
逃亡生活での望郷の想いと、故郷の香りのする女に溺れていくさまが重なって、男を破滅に追いこんでいく。すべてカスバが悪い…。
NHKBSPで【ネタバレ】舞台のるつぼぶりが凄い。作中でも迷宮ウンヌンと言及があるけど、実景はセリフ以上に混沌と描き込まれてる。角1つ曲がるともう酒場やら新聞屋やら様々な店が現れ、人も動物も矢鱈と行き交うし(猫なんて口に何か咥えて疾走してる)、地べたにも矢鱈と煙草燻らせたりチェスやカード遊びに興じたり寝転がる人が。作品後半、昼間・営業前の酒場のなかでさえ柱を塗り替えてる人がおり特に驚いた。 誰もが足を引っ張り合う鬱屈した世界で、そうした雑音を旋律にしてミュージカルへと一瞬だけ転じたりする作劇は更に凄い
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望郷 FRT-171の評価:45% レビュー数:20
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