タバコ・ロード スタジオ・クラシック・シリーズ [DVD]

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アメリカは誠に変わった国である。本作を観ればそれがよく分かる。よく言われることだけど、アメリカは二つの顔を持っている。一つは宗教国家としての側面。「ピルグリム・ファーザーズ」の信仰心はいまだ消え失せてはいない。もう一つはリベラルな政治思想を持つ国家としての側面。「建国の父祖」たちがジョン・ロックなんかを参照して練り上げた思想は脈々と受け継がれている。この二つの根本的に相容れない信条がこの国を活気づけ、ときに路頭に迷わせる。本作の時代情勢と同様、現代も路頭に迷っている模様。
アメリカ南部の貧困と無知が覆う農民一家が破滅に向かってまっしぐら!という話をコミカルな演出で描く異色作。出てくる人間は野蛮で刹那的で蒙昧な、正にトラッシュ・ホワイトな人ばかり。特に、知能が足りないと思われる凶暴な息子がクラクション目当てに新車を買って無茶苦茶に乗り回すところや、その一家の娘(13歳!)を妻にして、暴力振るいまくりで逃げられて号泣する農夫などに戦後も映画のモチーフになった「アメリカの田舎の狂気」が感じられる。優雅な役の多いジーン・ティアニーが、頭の足りない色情狂の娘をやっているのも強烈だった
オンボロ車史に残る忘れ難き名作。「幌馬車」しかりコレしかり、素のジョン・フォードの一つとしてやかましい側面があるのは確からしい。ここにあるのはアメリカ内の失敗した理想郷であり、その一端を背負う家族主義もまた半分は自ら首を絞める形で崩壊するのだが、その家長の横暴も含めた破壊の描き方がなんともスラップスティックなのである。即ち目に見える形での横暴の表現に拘ったということでもあろうが、凡百の監督なら台詞と声色としかめ面に一任させてしまいそうな役割だと思えば、その充実性はいかなるや。ピンチの時は賛美歌で誤魔化せ。
色々とやかましくて苦手ジョン・フォード。終盤で車が暴走しだすあたりからはだいぶ持ち直したけど。一番の好演はワード・ボンドだろうか。
30年代アメリカ南部の埃っぽくて辛気臭い農民の話、と思ってあまり気の進まないまま見たら結構とんでもない作品だった。ご都合主義のストーリーに対して、演技とユーモア感覚がスラップスティック&グロテスク一歩手前の過剰さでビビった。そもそも主役の農民一家からして、ガメツイ親+精神遅滞の息子+色情狂っぽい行き遅れの姉というスゴい構成。おまけに嫁にいった娘の一人は13歳で、その娘婿が夫婦喧嘩をして実家に泣きついてくる始末。ある意味、「悪魔のいけにえ」とかに繋がるアメリカのド田舎の狂った世界の話
気質を楽しむ映画ですな。
「怒りの葡萄」と同じ系列かとおもいきや、序盤からハデに飛ばしまくるパンキッシュな作品。善と悪の見境がつきながらここまで豪快に行動できるのも「プアホワイト」という表看板があるからだろう。まさにやりたい放題!
「タバコロード」を暴走する貧農一家の父と息子。盗みはするし怠惰で嘘つきの爺さんは救えない。息子も宗教家の未亡人と結婚して車を買って貰ったが暴走族化する。一日で見る影もなくボロボロにされる自動車は文明のシンボル的存在でそれを打ち壊す破壊衝動のようなものがあるのかも。そんな息子や爺さんがいても後に付いていく奧さんの彼らを見守る優しさや、所々に表れる神を敬う気持ちがラストには賛美歌調のカントリーロード映画となっている
老人と貧乏のコメディだが笑えなかった。他人事と思えずしんみりしてしまった。ああ、俺も年をとったったということか。ところでジーン・ティアニーが無駄にエロいと思った。無駄って、大切。
NHK BS Premium ☆☆☆☆
ハチャメチャ振りに、疲れた。
悲惨な農家の話なのだけど、ストーリーがハチャメチャで悲惨さがあまり感じられない。わざとそういう演出にしたのかもしれない。最後に“神のご加護”があってシンミリ。サザンの曲に『タバコ・ロードにセクシーばあちゃん』というのがあるが、あれはこの映画をヒントに作られたのだろうか。
m
困窮した老夫婦の生活をさらりとした笑いで描いた作品。まあ、実際は無理矢理感があって笑えないんだけど。笑えない現実を嫌味なくあっさりと表現している点では良作なのでしょうか?個人的には割と退屈だったし、あまり印象には残りませんでしたが…。
jjj
BSプレミアム
ラブを誘う、ジーン・ティアニーの艶かしい曲線にやられてしまう。
南部の貧しいタバコロードの生活をコミカルなタッチで描く。しかし、そのコミカルさは「笑い飛ばさなければ正気を保てない」という類の切実さと悲哀を備えているように思えて笑えない。遺産を食いつぶし、車の購入→破壊などいかなる希望も縮小再生産でしかないような暗澹たる雰囲気が、コミカルかつシニカルな笑いで表現されている。ただ切なく、物悲しく、寂しい。
良くも悪くもこういう映画、いまは無いな。田舎の貧しい農民の話なんだけど、ちゃちな盗みとか嘘を繰り返さないと生きていけないっていう。諷刺じゃないな。道化的って言った方が適切かもしれない。もとは小説、それが劇になって大ヒットして、1941年にアメリカで映画化したらしい。
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