フリッツ・ラング・コレクション M [DVD]

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警察と、警察に不満を覚えた集団。2つの組織から追われる彼は口笛を吹いて子供を殺す。 この恐怖の前半から転換する後半に驚嘆。地下に犇めく数の暴力は同情などでは烙印を剥がさない。
名作は時代を超えるなぁ~、と「十二人の怒れる男」以来ここまで痛感させられた作品はない。序盤は不気味な犯人の影に怯える物語だったのが、犯罪者組合たちの活躍という中盤の展開を経て、終盤には追い詰められる犯人の物語へとシフトしていくという構成が凄い。さらに、犯人を演じるペーター・ローレの狂気と、同時に内なる衝動に追い回される小物な男を同時に説得力もって演じている怪演ぶりは恐ろしいほど。終盤の地下室での裁判シーンは圧巻。群衆意識に対する監督の恐怖のような物が感じられたのは、当時の時代性が背景にあるのかもしれない。
ストーリーも普通に面白い。犯行を行う際に吹く口笛の怖いこと怖いこと……悪の教典の元になったやつかなと思ったけど違った。口笛がきっかけでバレる、というのは時計仕掛けのオレンジに繋がってるけど。 途中ギャグっぽいところもあるけど、終わりの方は狂気に満ちてる。 凶悪犯の狂気が街を襲っていたのが、最後街中の狂気が凶悪犯を食い殺してる。地下室入ったときの奥に街中の人が潜んでてこっちを見てるの怖すぎる、音もないし。 しかし警察の無能さは気になる、8件も起きてようやく精神異常者にあたりをつけ始めるって、遅すぎ。
製作31年。アメリカ公開版(98分)を鑑賞。世界恐慌下のベルリンの不穏な空気のもと、相次いで起こった少女誘拐殺人事件。市民が疑心暗鬼に陥るなか、殺人犯の捜査を進める警察と独自に探索をはじめた暗黒街のギャングたちは、それぞれ犯人と思しき不気味な男(ペーター・ローレ)に行き当たり、ついに深夜の追跡行がはじまる。パラレルなシーンの素早い切り替えなどトーキーの利点を十全に活かした構成に加え、狩る側から狩られる側へ反転するストーリー、影と鏡を多用した奥行きと不気味さの演出など、フリッツ・ラングの斬新さが際立つ一本。
フリッツ・ラングの代表作(1931)。サイコスリラーないしフィルム・ノワールの始祖。犯人Mの口笛が『時計じかけのオレンジ』における主人公アレックスの歌う「雨に唄えば」と同じ役割を果たしている。中盤のジャンプカット的な演出とか窓ガラスを通り抜ける奇妙なカメラワークは当時の観客理解出来なかったんじゃないかなあ?後半の展開はナチズムへの批判が読み取れる。
俯瞰ショットが気になる。
殺人鬼の恐怖が前半では描かれるんだけど、それ以上に後半の集団心理の悪が描かれていている所が怖かった。
ドイツ表現主義映画やフィルムノワール映画のような演出が印象に残る。殺人犯をギャングと警察が争奪するという図式は面白い。
メトロポリスからたった4年でここまで映像が進化するのかと驚愕すると同時に、演出からなにからが現在でも色褪せておらず引き込まれる。本作はフリッツ・ラング初トーキー作品ながら音の使い方が大変巧みというか、音が一つのテーマだと思われます。冒頭で母親が言っていた「あの子が不吉な歌を歌っているのが聞こえる限り近くにいるのがわかる」という言葉が犯人の吹く口笛にも懸かっているという秀逸さにゾクゾクした。犯行動機もさることながら、私刑的な裁判などが現代的で何とも恐ろしい。当時の実在の殺人鬼の名前が出るのも印象的。
これは色々と問題作
non
なかなか おぞましいものをみた、という感じ。
連続殺人犯を追う狂騒曲ということで、ペーター・キュルテン事件をモデルにしたという話も聞きますが、切り裂きジャックといい連続殺人の不安は大衆をピリピリさせるようで、なんでもない人を街中で犯人に仕立てあげたりするんですが、そのシーンも含めて、犯罪者の集う居酒屋でのガサ入れ、ラストの私刑裁判での言いたい邦題ぶりが実に露骨に撮られているのが面白いです。この辺の心理描写は「メトロポリス」にも通じると思います。白チョークによるMの烙印は、犯人逮捕への手掛かりから見せしめへと。
i
★★★★
素晴らしい作品。殺人犯、警察、闇組織、大衆など様々な視点から物語が構成されているが、物語の詳細は語らず、物のクローズアップや人物の表情を映すことで観客の思考を促しつつ、展開していく。結局「悪」とは何なのか…ラストの母親の発言が衝撃的だった。
犯人の追走劇からラストまで怒涛の展開。あの独白があるからこその歴史的傑作になりえた。
煙草すぱすぱ。
SCR
ちょっと確認することがあって再見。
やばいなー。これが80年前の映画かよ!すごすぎるだろ!
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