アルファヴィル [DVD]

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7点。ヌーヴェルヴァーグの巨匠のディストピアSF作品ということでつい「華氏451」と比べてしまうが、監督で料理の仕方が全然違い各々の面白さがある事を実感。近未来的な表現を僅かに留めあくまで現代劇の形を取りつつも、人間性の欠如した世界観と節々に入るフラッシュバック的映像で未来感100%。観終わってもまだα60が語り掛けてくるあの超低音が耳に、そしてアンナ・カリーナが流す涙(今回も美しい!)が目に焼き付いて離れず。ゴダールだし難しそうといった先入観を持たないで観ると映画の幅って広がるんだなとまた勉強になった。
フランス映画の「古典」に特有の、忍耐力を試してくる作品の一つです。しかもディストピアSFなのですこれが。
ゴダール映画とは思えない話の分かりやすさ。そして人類はこの映画のためにあと10年早くステディカムを発明すべきだった。
クソ眠い中観たからわけ分かんなかった ごめんなさい
もう、ゴダールでしかねぇな、って感じ。とっても多くの模倣者を生み出したことだろう。そして誰も成功しなかったろうと思う。これだって全部見せかけだけだろうから。
ゲップ声にイライラする
ゴダールのSFと聞いて鑑賞 女優が綺麗!!!
リバイバル上映にて。いつものゴダール演出だけど,SF要素に置き換わるとものすごく陳腐で頭悪そうに見える不思議。まあそういう映画じゃないからいいんだけど。光と闇のコントラストが美しいけれど,光の点滅は結構きつい。音楽は無い方が良かった気がする。
1965年のゴダール監督作品。主演はエディ・コンスタンチーヌとアンナ・カリーナ。撮り方と台詞だけでパリの街を近未来の宇宙都市に見せるというアイディアは当時としてはすごく画期的だと思う。ゴダールの映画はそんなには見てないが、本作はSFとしても成立しているし、何より判りやすい。クライマックス近くのアンナ・カリーナとエディ・コンスタンチーヌの会話をやけにフォトジェニックに撮って盛り上げて成立させてしまうところとか素晴らしかった。★★★★☆
u
思想統制された全体主義国家の終末感がぐっとくるので、年納めに観てよかったなって感じ。
あれ、案外しっかり活劇してるじゃん。論理に反旗を翻すと云うのはナントモポストモダンチックな話だが、まあそのへんの理論の雑さはゴダールなら仕方がない。映像センスのほうが重要だろう。美女を獲得するハードボイルド探偵ものに、特殊なセットをほぼ使わないでSF仕様にするという映像の楽しさ、覚えやすい音楽。終盤の盛り上がりも楽しかったが、中盤でアルファヴィルのことがわかってくるあたりをもうちょい詰められた気もした。でもわりと好き。
ウルトラセブン第43話『第四惑星の悪夢』、ロボット長官の話はこの映画の影響を受けていたと聞き、前から観よう観ようと思っていたのだが…… セットを使わずカメラワークだけでパリを未来都市に模して撮影しているとのことだが、今観ると、六〇年代のパリにしか見えなくて、なのに登場人物が銀河だの人工知能だの言うコントにしか見えない。時代と(人生においての)時期を間違って観るとこういうことになるのか。 なおストーリーはほぼ理解できなかった模様。
ゴダールの映画は「物語」から遊離した哲学的・詩的な「言葉」の過剰さと異化効果の強い「映像」の強度が特徴的で、この作品も同様にゴダール的ではあるのだが、他の作品に比べてこの「アルファヴィル」は映像よりもむしろ音声の働きが強く現れている。SF的な設定なのに、禁欲的なまでにわかりやすい未来的なガジェットを登場させることはないという物語と映像の落差だけでなく、映像的にはどこから見てもパリなのに、金属的な効果音と機械の声を演じる人間のだみ声によって、ゴダールは日常の風景を居心地の悪い不思議な空間に変えてしまう。
ゴダールが表現する言葉やその意味に、表現に、こちらは言葉では表せないものをいつも抱くけれど、よく分かる。
未来の未知をなくし、論理的に導かれた行動を強制する全体主義都市アルファヴィル。そこでは愛情を持つ者・他者の死に涙を流す者・笑う者。ポエジー(詩)を知る者は死刑囚となり、撃たれた後にシンクロナイズド(全体主義的)・スイミングガールズによって回収される。アルファヴィルには苦悩がないが、それは「ゼロヴィル」とも言うべき「意識」を欠いた場所であり、その目指すところはアリの組織社会のような階級的集団社会である。α60に支配される者たちは意識の直接与権を失い、あらゆる芸術は死に絶える。
全体的に哲学的・文学批評的な内容が多く、前半はかなり見るのがしんどいが、後半に一気に収束する物語が流石の美しさ。ヒロインのナターシャは知らないものを知っているような気がすると言う。知らない言葉をどこかで聞いたような気がすると言う。辞書から削除されていった、管理都市アルファヴィルが禁じ、意味を奪っていくような愛だとか意識だとかいった古典的な言葉の意味に目覚めてゆく。晦渋なやりとりはそのために必要な儀式のようなもの。白黒だが今見ても面白い。
未来都市の描写が見事。一つ一つのショットがカッコいい。
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