めし [DVD]

めし [DVD]
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監督
成瀬巳喜男
出演者
上原謙
原節子
島崎雪子
杉村春子
小林桂樹
上映時間
97分
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めしの感想・レビュー・登録(210)

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人間って複雑だなぁとため息が出てしまった。
「感情をベタつかせて」のとこ、良かった。なかなか言えないっていうか、そもそも言語化できない。言われた本人は無反省どころか逆ギレしてたけど。猫が軽そうだった。
なんちゅう完成度。こりゃ後世の監督さんも大変だ。
1951年の成瀬巳喜男監督作品。主演原節子。原節子追悼ということで仲間内で集まっての鑑賞。本当に良く出来た映画で、サイレント映画のような視線の交錯や、路地裏の素晴らしいセット、ちんどん屋、神輿、列車の窓から散る破られた手紙等など語り出せばキリのない作品だが、やはり何と言っても原節子が美しく、可愛らしく、素晴らしい。どのシーンも愛おしさに満ちているが、自分は特に姪っ子に対しての嫉妬にも、一夫への思いにも決着が着いたことを示すラスト近くの「キャハハ」と笑うシーンが特に好きである。★★★★★
『めし』の最後、路上で、上原謙と原節子が通りかかる神輿に紛れるショット。一瞬『イタリア旅行』の最後の祭りの行列かこれは、と思ってしまった。また、同窓会帰りの原節子が、上原謙と姪の親密な感じに気づくあのシークェンスの凄みは、サスペンス調のPOVと原の表情の推移に加え、持っている花束という小道具によっても効いている。原の性格造形的に一線を超えないのは分かっているのに、いつキレて花束を投げるんだろうと冷や冷やする。
原節子が怖い。何度か、ひぃってなった。
原節子さんのご冥福を祈って。成瀬監督の映画は初鑑賞。倦怠期の夫婦に家出してきた姪がやってきた事で起こる、日常生活のちょっとした波乱。登場人物の感情が直接的ではないけれど分かりやすく、観ていてすごく説得力があるしサスペンスになっていて面白い。疲れた専業主婦の原さんが珍しいけれどやっぱり美しい。
原節子の専業主婦の迷いだが、様々な女性像が登場してくるのも興味深い。お妾さんから戦争未亡人と共稼ぎ夫婦。でも一番注目すべきは二十歳過ぎて縁談の話が来て家出してきた島崎雪子だろう。大阪見物のバスに乗って(職業婦人としてのバスガイドは重要だ)市内観光。バスガイドは後に『稲妻』で高峰秀子が演じる。その原節子の大阪郊外の路地で暮らす主婦とはまったく逆の姪っ子が、アンノン族になっていく先駆けなるような。映画としては原節子が主婦として小さな幸せに満足するものなんだけど。手紙を破り電車の窓から捨ててはいけません。
原節子の美しさにうっとりしっぱなし。ささいな表情の変化もすてき。でも、なんでこんなに美しいのに親しみが湧くんだろう。「平凡な男」であるこの旦那さま、わたしはけっこう好き。林芙美子の原作も読んでみたい。
あんまり納得できないな。「男に寄り添うのが女の幸福」ってそれでいいのかい?上原謙の亭主関白っぷりが治らなきゃ結局同じことを繰り返すだけだと思うんだが。里子にも腹が立つばかりであった。映画としては巧みなシーンがいくつもあった。
原作は林芙美子の未完の絶筆、監修が川端康成とゆー1951年公開の成瀬作品。原節子ファンの母(85)のためにCS録画しつつ観始めたら、予想外に面白くて見入ってしまった。本筋もいろいろ共感ポイントがてんこもりだけど、実家の義弟?が方々で甘え放題の姪っ子を一喝するシーンが妙にツボる。男女を問わず「感情をベタつかせて」他人に気を遣わせまくる奴って、いつの時代にもいるんだね。
1951・日【持】[再]巨匠、成瀬巳喜男が、倦怠期の夫婦が些細なことから溝を深めていく様を描いた初期の代表作。結婚生活に疑問を抱きはじめた妻の心の揺らぎを原節子がみごとに体現している。夫へのときめきを失ってしまった妻が家を出て、自分を気に入っているいとこと食事をする場面が好き。いとこは問題のない人なのに、彼女は急に夫に会いたくなってしまう。そういう経験、女の人はある。成瀬監督はその辺の女性の描き方が巧い。配慮のない夫に妻の気持ちは荒むが、それでも離れられない。夫婦の映画って不思議だ。疲れるのに面白い。
夫上原謙に妻の顔を見て「腹がへった」と言わせるまでの、妻原節子に夫の酌でビールを飲ませるまでの物語。飲ませない為に大阪観光をキャンセルして夫と姪を二人きりにし、密かに想いを寄せる従兄弟から言い寄られる。靴の盗難の伏線も最後に屋外で夫と鉢合わせさせ飲食店に連れていく為。
☆☆☆★★★
sk
専業主婦の生きがいとは何であるかという今日まで通ずる普遍的なテーマを扱っている。仕事によって自己実現できない主婦は、夫の愛情を確認し、夫を支えることに自らの幸福を見出す。夫の愛情を信頼できていることが必要条件であり、その支えを失うと主婦は生きがいを失う。
上原謙と原節子の夫婦って美男美女すぎて倦怠とか感じられるのか疑問だったけど、妻の行き場のないやるせなさやストレス、そんな妻に気を使う夫の心情は今も昔も変わらないんだなあ、としみじみ。ラストの電車内での画が良かった。
これ見てるわ!と気づいたのは原節子でも上原謙でもなく大泉晃(さんずいに晃)!
ラストはやや気に食わない。が原節子の使い方が小津映画よりもうまいように感じた。彼女の時折見せる現実的な冷徹な目が小津映画ではやや死んでいるのだが、本作ではその一面にもスポットライトが当たっている。 大きな展開があるわけではないのに、引き込まれるのはテンポの良さと的確な心理描写がなされているに違いない。 ビールの味が苦い、旨いというシーンや遂に姪を認めることになるシーンは非常に象徴的であった。
成瀬はやはりカット割りのテンポが非常に良い。
素晴らしい。成瀬の撮る路地のショットからもう、映画にグイグイ引き込まれる。小津映画とはまただいぶ趣きが違うが、原節子にかわいいこと喋らしてくれる。「ねえ、あたし東京に来て2500円も使っちゃった」は、名台詞。そして、和解のシーンの点灯というにくい演出。
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02/11:クロ
01/17:とりこ
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04/04:ゆーいち
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04/01:リリィ
03/07:kurumi

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