妻は告白する [DVD]

妻は告白する [DVD]
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監督
増村保造
出演者
若尾文子
川口浩
小沢栄太郎
上映時間
91分
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1961年公開。登山中に死亡した男は事故死なのか妻が殺したのかを裁判で問う人間ドラマ。同名小説の映画化。最初は妻に同情しながら観ていたのが、終盤は女の怖さに身震いする構成の妙。若尾文子の名演に魅せられました。普通。
法廷ものサスペンスかつ情念のメロドラマ。無駄なく三角(四角)関係に集中していて面白い。愛に生きる若尾文子さんが素晴らしくて、彼女の存在感や演技あってこそ説得力のある映画になってるのだろうな。妻は人を愛する事を知り、生きる喜びを得たような気がする。夫に支配されて生きるのは死と同じだったろう…。
なかなか良かった。川口浩ってあの川口浩なのね。探検隊の。
クリアでタイトで面白かった。しかし、なんちゅう物語や…(´・_・`) まさしく情念系メロドラマ…! 一口に情念といっても、これはとても「日本的」なものだと感じられる。それは舞台が東京で、ロケ小道具大道具か和装だからというわけでもなさそうなのだが… どこがどうなのか、すぐには言葉にできない
60年代頃の大映の映画って、独特の暗さがあった。文芸物が多く活劇好きの中学生には程遠い世界で、ほとんどみたことがなかった。増村保造、市川崑など今観ると実にすばらしい。影の部分の多い引き締まったモノクロ映像、不安をあおるような不協和音の音楽、実にスタイリッシュだ。それに何といっても、若尾文子の魅力がいっぱいだ。ラストの雨に濡れ、哀しげな眼をした姿秀逸。女は怖いとの意見が多いが、強い愛情は激しい憎悪を生み、人に怒れない人は人を愛せないのではと思っているので、人間は怖いと言ってみたい。
若尾文子とか馬渕晴子の言ってることは結構全部真実だなあとスッと受け入れるあたり、自分も女なのだなあと思った。あたし怖い女じゃないわ、弱いだけ、というセ台詞は深い。
恐ろしかった。観終わった後軽く鬱になるメロドラマ。滑落事故で夫とともに崖からロープで宙吊りになった妻は、夫と結ばれたロープをナイフで切り助かる。果たしてそこに殺意はあったのか?ほとんどが法廷でのシーンなので前半やや退屈ではあったけども、愛に一途に生きようとする妻を、若尾文子が色っぽく、また恐ろしく、なんともいえない魅力=凄みで演じていて惹かれる。愛をまるで理解しなかった男が、自らの安っぽい正義感や同情のために痛烈なしっぺ返しを喰うというのが、なんともやるせない。
宿命の女としての愛の芽生えは、絶壁の山でロープで吊るされたときに、無心に二人を救おうとする若い男と利己的に生きようともがく夫に絞められて生じた。振り子を断ち切ったときに永遠の愛を誓ったのだ。そこから蜘蛛女としての若尾がいる。正義としての川口浩はそれが愛とは知らずに。破滅していくのは愛だった。世間雨の中を彷徨って男に会いに来るシーンははそれを許すはずもなく、バルサンの広告がそこに貼られていた。雨の中を彷徨って男に会いに来るシーンの愛の絶望の表情と。
若尾文子の情念というかこういう生き方愛し方しかできない女の怨念的な要素がなんだか足りない気がした。妙に説教臭いあの女に簡単にハッとされる男もどうだろうかと。
増村保造1961年の監督作品。傑作。とにかく若尾文子が素晴らしい。ラスト近く、川口浩の会社に濡れ鼠で現れた彼女の妖艶さにとにかく痺れる。あのカットだけでこの映画は永遠に語り継がれると言ってもいいだろう。話は今風に言うとメンヘラ女の地雷を踏んだって感じなのだが、そう見せかけてラストの馬渕晴子の台詞にあるとおり、実は本当に怖いのは川口浩だったっていう井手雅人のシナリオも好きだな。★★★★★
明暗の強調されたコントラストといい、若尾文子のファム・ファタール的ヒロインといい、家族と恋愛の崩壊といい、明らかにアメリカのフィルム・ノワールの影響を受けている作品。映像的に不安にさせる要素が多く、薄気味悪い音楽、影の支配の強さ、煽りのアングルの多さ、そして何よりもこの映画は役と役の視線が合わさった会話が少なく、カメラに対して横顔を見せることが多い(これは明暗強調の一つか?)。
若尾文子のゾッとするほどの情念とその美しさ。
「奥さんだけよ、ほんとに人を愛したのは。」 いや~奥さんウザいんだけど、この美しさだもの。情念です。
今風に云うと単なるメンヘラ女で、見事に地雷を踏んでいる様に見える川口浩。エゴと弱さと云うのは何だか近い様な遠い様な不安定に揺れ動く様を増村保造が見事に演出し、若尾文子がしっかり演じきるのはお見事。周囲がドン引きのずぶ濡れ文子サマでも美しい事には変わりない。いやはや、女の執念は怖い。傑作。
ザイルが切れるシーン、リハーサルでは張ってあった救助網を本番ではどかして若尾を心胆寒からしめた鬼・増村。
いきなり若尾文子が吊されている。登山服だけど妙にエロさが出てしまうのはそういう演出なんだろうか。裁判の時も検事役の高松英郎の言葉責めに必死に耐える文ちゃんであった。そこでも登山服に着替えてロープで縛られる。ぐいぐいロープで引っ張る展開であった。登山服、着物、洋服、水着、浴衣と衣装をチェンジさせていくごとに違う表情が素晴らしい。最後は幽霊姿だ!
若尾文子さんの情念がほとばしる快作。若尾さんの行動を含め、見ていて背筋が寒くなる描写はサスペンスホラーに近い物がありました。増村監督作品の中でも印象に残る傑作です。
わたしには、犯罪すら恐れない女の愛を恐ろしいと思うよりも切ないと思ってしまう。最後幸田の許婚が云った通り、男はなんて軽薄なんだろうと。確かにだからと云って許容できる話しでもないが、女の愛ってそれだけ何かに覚悟しているもの。
自分も女の愛を気が狂ってると言ってしまう男の一人なので、恐ろしかった。特にラストシーンが結局幸田がやばげな女に引っかかってしまったんだなと。誰にでも優しいのも罪だな。
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