破戒 [DVD]

破戒 [DVD]
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監督
市川崑
出演者
市川雷蔵
長門裕之
三國連太郎
上映時間
119分
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破戒の感想・レビュー・登録(53)

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白黒とうとことがまたいい。原作もよかったけど、映像化もすばらしいできです。
白黒の良さがよく出た、緊張感漂う名画だと思いました。部落出身というスティグマが個人を翻弄するさまが、主人公はじめ猪子と高柳の追い込まれる境遇にも表現されています。根深い差別が最早宿命的なレベルにまで達成ている悲劇には戦慄せずにはおれません。原作未読なので原作の問題かもしれませんが、差別を前提にした世間への屈伏にも見えた、主人公の生徒たちへの悲壮感漂う謝罪シーンの後に、しれっと猪子の後を継ぐべく動き出すのはつながりがすんなり呑み込めませんでした。ただ、多少バランスは悪くても押し通せる力がある作品です。
04/04
丑松がそれはそれはきれいな日本語で生徒たちに謝る場面に衝撃と違和感を覚えた。なんで謝るのよ。丑松に救いはあっただろうか。だって周囲の親しい人たちの意識が、作者でさえ所詮上からというか、ねえ、なんて言ったら自分もどうなん。差別感情ってなんだろう。人間、差別(区別?)化する能力があるから身を守れたり、向上するよう意識して努力できる場合もあるわけで。一種の本能というか。また被差別側の立ち位置をビジネスとしている人も昔からおられるわけで。う~んやっぱシステムが悪いのかな。雷蔵はなんでも演じちゃうんだな。すごいや。
09/11
09/01
丑末が抱え苦しんできたものを思ってわんわん泣いてしまった。「まさかあの高潔な丑末が部落民であるはずがない、なぜなら部落民は下卑た人種だから」のような言説がもっとも彼を苦しめていただろうことは想像に容易い。それも含め、猪子先生の妻が終盤に問うた「遺骨の重さは骨の重さか容器の重さか」という問題の答えはおそらく容器=当時の被差別部落民へのまなざしの重さだろう。また猪子先生の妻が言う、特定の個人が差別を打ち破るのではなく、気付いたら差別がない社会になっているという夢こそが作品を通して訴えられている主題だと感じた。
05/21
12/20
原作未読でもっと乾いた悲劇だと思っていたので、希望を感じられる最後に胸が熱くなった。主人公の丑松を演じる市川雷蔵だけでなく、役者が適材適所で善悪だけでは割り切れない、複雑さのある登場人物に説得力があり良かった。丑松の独白は息を飲んで観てました、そしてモノクロの湿度のある雪景色がまた素晴らしい。
12/03
一級の文芸映画。
10/20
SA
07/05
05/25
最初NHK-BSで終わりのほうだけ見て、そのあと映画館で。丑松が子どもたちに話して聞かせるシーンでの言葉遣いの丁寧さに大変感銘を受けた。そのあと小説を、全部映画の登場人物を思い浮かべながら読んだ。長門裕之の銀之助の真っすぐっぷり、和尚のなまぐさっぷりが印象深い。ぜひまた見たい。DVDを見つけたら買おうかな。
市川雷蔵出演作を漁るように観ていたとき、なぜかこの作品だけは原作を先に読もうと思った。で、やっと観た。原作に比べると大分短縮されてはいるけども、雪国の寂しさや貧しさ、丑松の苦悩はとてもよく表現されていると思う。この作品はモノクロ映像で正解。市川雷蔵演じる丑松の第一声の声の良さに鳥肌が立ち、猪子先生が予想外に若くハンサムでびっくり。役者は誰だと思ったら三國連太郎!かっこよすぎ。妻役の岸田今日子も美しい。もう過去の話とはいえ、考えさせられた。
市川雷蔵主演の市川崑の文芸作品は三島原作の『炎上』が良かったが、これも名作。雷蔵は丑松の人間的弱さを繊細に演じていて好感が持てる。共演陣もアル中の船越英二や女癖が悪い住職中村鴈治郎、部落解放思想家の三國連太郎など魅力ある面々。そこに岸田今日子の変わりなさ。でもラストで岸田今日子の泣くシーンというのは初めて見たかも。その後に雷蔵が教え子との別れのシーンで涙するシーンがいい。
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