紳士協定 [DVD]

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グレゴリー・ペック主演。ユダヤ人差別を暴くため、記者が「自分はユダヤ人だ」と偽り生活する社会派映画。アカデミー作品賞&監督賞&助演女優賞。目に見えるわかりやすい差別だけが問題じゃない。「自分は差別を嫌っている」と思っている人が差別している矛盾。とてもメッセージ性が強い、差別について色々と考えさせられる名画でした。名作。普通。
フリーライターのフィルは週刊誌の編集長に言われ、反ユダヤ主義の記事を書くことになり、自分がユダヤ人だと嘘をつく事で、この問題を取り上げていく事にしたが・・、という恋愛要素も入れた社会派映画。差別されてる人間を可哀想だと思う反面、自分でなくてよかったと安心し、助けることもしないキャリーのような人間は山ほどいる。人間の差別意識を描いた作品で、黒人問題や少数派の差別等、他にもあてはまる所は出てくる。フィルは正義に燃える、波風にも負けない芯のある男である。ユダヤ人と一口に言っても、色々な人間がいるのね。
掻き回すこと。まさに紳士協定となっている制度に亀裂を入れること。ジュディスバトラーがフェミニズム論で語ったことだ。掻き回すことで反ユダヤがふるいにかけられ、問題が先鋭になる。それが重要なことである。そしてその問題とは反ユダヤ⇔人権派という構図ではなく、平等を謳う人に巣食う臆病さであった。現代ではかなり当たり前のことになっているが、ただ善良であるだけと行動にまで移せる人では雲泥の差があるのだと痛感させられる。台詞もウィットに富み、論理性も高い本当に「よい」ハリウッド映画であった。
字幕にて。名作だなあとひしひし感じるタイプ。この時期にこんなに大胆にこの問題を取り上げるなんて。極端な差別描写でなく、キャシーという一見善人の心に潜む差別を突き詰めていったあたりがとてもリアルで刺さりました。非常に人間らしくも温厚なデイヴと、女性が惚れる女性アンが素敵でした。それだけに最後のハッピーエンドがなんだか残念。
人種差別って難しい問題と感じた映画。ユダヤ人の問題だとドイツとかの国が多かったと思うけど、アメリカでもこのような差別があったのは勉強になった。同じ人種しかいない日本人だとピンとこないけど、海外ではこんな問題もあるんだと思った。
ユダヤ人迫害(反ユダヤ主義)を撲滅すべく、記事を書くことになった記者。より人々に訴えかける記事を書くために彼が決意したのは、6ヶ月ユダヤ人と称して過ごして、ユダヤ人の心情を経験することだった。正直、人種や宗派で好き嫌いがあるのはあるのだろうけど、それらによって様々な制約を、様々な攻撃を受けなければならないというのは本当に心が痛い。と、心の中で批判はしながらも立ち上がらない人もまた罪がある。印象的なのは、ユダヤ人であろうとも反ユダヤ的思想に陥っているケースがあるということ。
妻に先立たれ、息子と年老いた母と三人で暮らしていた人気ライターのフィルは、週刊誌の編集長からアメリカにおける反ユダヤ人問題の実態を記事にするよう依頼され、自らをユダヤ人であるとして周囲の反応を伺おうとする…と言った感じの社会派ドラマ作品。タブー視されていた重いテーマながら、主人公の周りで起きる出来事に焦点をあてた感じで問題定義するのが好印象。ダイレクトに差別を連呼するような感じで無く解りやすく物語に入り込めた。 凛とした主人公フィルを演じるグレゴリー・ペックの正義感溢れた感じが格好良かった。
その一歩がなかなかねぇ。現実と理想は難しく、重い。
ジョークの返しが好き。 今でもところどころに笑えない冗談、残ってるよね。
「自由の国アメリカ」内での差別を初めて描いた映画ですが、これが第二次世界大戦から2年後に作られたということが、数々の対ナチプロパガンダ映画を作った後ということでも面白いです。暴力や死者に頼らない構成で、後々の公民権運動関連映画に取り入れられている部分もあります。ご都合主義な部分は、時代的に御愛嬌。監督のエリア・カザン、主人公の母親役を好演しているアン・リヴィアやユダヤ系友人役のジョン・ガーフィールド始め、後に赤狩りに巻き込まれているのは皮肉。
non
形式的にはスタンダードな古典的ハリウッドであるが、動乱の世紀であった二十世紀の問題系が如実にでている。われわれはこの世代、この時代の問題、思想を受け止め、引き継ぐことができていない。
社会派のエリア・カザン監督らしい作品だ。ユダヤ人排斥運動をテーマにした初めての作品で、こういった差別は普遍的なので、他の問題に当てはめることもできる。いじめなどに当てはめて考えると理解しやすいだろう。内容は社会派だが、堅くなり過ぎず、感動もあったりするので、お薦めの作品だ。こういう考えさせられる作品をもっと広めるべきだと思う。
導入部がダラダラして不安になったけど、普遍的なテーマで優等生映画なのは感じるがお母さんの最後の台詞は良かった。宗教や人種だけでなく差別の問題は単純ではないし、主人公には感情移入出来づらかったかなあ。上からの理想主義っぽいのがちょっと鼻につくというか。何気にセレステ・ホルムが魅力的で良かった。
風刺が効いたブラックな作風ではあるが、ユダヤ人差別、いや、「差別とは何なのか?」という事を観ていると真剣に考えさせられる一作。日本で公開に至るまで半世紀近く掛かったとあるが、この作品の根底にあるテーマーは時代や場所を問わない。自殺やいじめ等といった問題が絶えない今の日本人こそ、多くの人が観るべきであると感じた
これは小学校~中学校の時期に学校で見せたほうがいい作品。差別された側に根付く悲しい差別意識。
ユダヤ人差別を描いた映画は数多くあれど、これはベスト3には入る傑作!中学生くらいで観ることが出来たら、その後の人格形成に大きく影響を与えるのでは。 ユダヤ人差別の現状を知るために、自ら80日間ユダヤ人になりすますライターの物語。一体どこからが差別で、どこからが悪なのか。最も厄介なのは差別していないと思っている偽善者なのでは。そしてそれが大半だろうという現実。主演のグレゴリー・ペックは黒人差別を扱った『アラバマ物語』でも主演ですが、『紳士協定』のほうがずっと好き。アカデミー賞受賞は当然でしょう。
不条理なことに向き合い、成長していく主人公。真摯な姿に周りも影響されていく。こんな世界に憧れます。いや、憧れるだけでは駄目なのですね、行動を起こそう!
日本公開まで40年も要した映画だが、40年代アメリカのさりげなさいユダヤ差別が日本的で驚く。サスペンスフルな演出で、見始めるととまらない映画。みんな大好きな「ローマの休日」にペックが出るのは6年も後だ。カザンは過激な差別主義をまったく描かず、善意の人々が裁かれる。そもそもの反ユダヤ主義キャンペーンの提案者ドロシー・マクガイアはセレステ・ホルムに偽善者と呼ばれ、ペックに愛想を尽かされるが、ジョン・ガーフィールドの説得で改心し、映画はとってつけたようなハッピーエンド(せっかくセレステがプロポーズしたのに…)。
ユダヤ人差別の現状を知ろうとユダヤ人になりすました記者と婚約者のごたごた劇。ユダヤ人差別の記事を書こうとする進歩的な雑誌社がユダヤ人採用を拒んでいたり、一流ホテルに泊まれなかったり、無意識に差別を見過ごして助長してしまうアメリカ社会を告発するエリア・カザンだった。
主人公がジャーナリストの割りに若干ナイーブなのが気にはなったが、グレゴリー・ペックの名演でもある。保守的だから、紳士協定だから、といった長いものに巻かれろ的な発想にシンプルに怒れるのはアメリカらしい正義感のいいところ。そしてあくまで行動を求める態度や、独立宣言や建国の父に立ち返って考えるのも実にアメリカらしい。間違いなく名作だよ、道徳の授業で見たらいいよ
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