ペパーミント・キャンディー [DVD]

ペパーミント・キャンディー [DVD]
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監督
イ・チャンドン
出演者
キム・ヨジン
ソル・ギョング
ムン・ソリ
上映時間
129分
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ペパーミント・キャンディーの感想・レビュー・登録(103)

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80点! すごい作品だな、と思わされました。彼が戻りたいと言っていたのがどの場面なのかと考えるとどこでも同じなのだとも思うし、戻ったところでおそらく同じように過ちは常に起こしてしまうと思う(列車や線路はそのメタファーかな?)。悲惨な話の逆戻りでラストが美しいという点でギャスパー・ノエのアレックスを思い出したけど、こっちの方が個人的にずっと心に残りました。見終わったあと、意外にも、美しい人生を生きようと思えた訳です。
象徴性の高い名作。迫りくる死の象徴としての電車(現在=死に近づく程、電車が彼に追いつくまでの時間が短くなっている)、挫折の象徴としてのびっこ。円環構造という時間認識を象徴する円形。彼の人生を決定的に狂わせた女学生とのシーンは、思えばレールの上であった。少しの分岐点は含みつつも、そこから彼は間違ったレールの上をただひたすらに衝突の瞬間へ向かってひた走っただけなのかも知れない。人の罪はどこまで遡ればその人の手を離れるのかという永遠のテーマ、決して取り戻せないあの日に向かって慟哭した男の顔がリフレインしている。
自殺した男の過去を遡っていくという内容。何故かはわからないが、堕落の決定的な場面が描かれていなかったり、回想が途切れ途切れだったりして、足りない場面は見る側で想像するしかなく、そのためかあまり感情を喚起されなかった。
レンタルDVDにて
『オアシス』『シークレット・サンシャイン』が好きなので、大いに期待してみたが、悪くはないのだがちょっとうまく馴染めなかった。そういえば、『ポエトリー アグネスの詩(うた)』もそんな感じだっただろうか。
遥かな線路のその先で、犯す過ちを夢に見る。時間軸をさかのぼる所謂リワインド・ムービーとしては「メメント」より一年先輩だが、今作では選択によって男の精神が少しずつそぎ落とされてゆく過程を、逆向きに見せることで疲弊感を裏づける狙いがあると思われる。でもそれにしたってこのような方法を取るのが果たして一番の得策だったのか…と訝しんだ所で、20年のブランクは至極不思議な輪を描いて閉じられるのだ。ガッチリした人情娯楽ではなく、ある種前衛的なメビウス構造を作ってしまう心意気は、何とも小説畑出身のイ監督にお似合いの試み。
再見。昔見た時は賛否両論分かれる作品だなーって思ったけど今見ると否の方が多い様な気がする。何にしてもソル・ギョングの演技は凄いね。20歳差の違和感全然ないもん。デビュー作ですでに名優の片鱗をのぞかせていたとは…
こんな奴 勝手に死ね!っと思って観てたけど どんな人にもそれぞれ色々な人生があるんですよね…
★★★ @TV放送で
男の20年間を演じ、最初と最後ではまったく違う顔だったソルギョングに驚いた。
いろんな世代を演じていて面白かった。オアシスつながりで鑑賞
主人公の男の自殺から始まり、以下、その男の半生を徐々に遡る形で見せていく構成の映画。始まりが自殺だけに、男の過去の幸せや不幸せをどう捉えていいのか観ればいいのかわからず、とりわけその夢や希望めいたものが何だか虚しいものにしか感じられない、というつらさ。表現は映画だけれど、観賞感はいかにも現実っぽくて嫌な感じだった。
最初は2時間もかけて語るほどの人生かと思ったけど、最後のチャプターと最初がつながった時のあの感じが何とも言えない。でも嫌い
何が男を変えたのか。冒頭にあのシーンを観せてから、ラストにああいうシーンを持ってくるからこそ、効果的に観る人の心を動かさせることができるんだろうなあ。
ソル・ギョングの代表作みたいに言われてるので必見!と思って見た。列車が逆行すると物語も時代をさかのぼり、冒頭の出来事がなぜ起きたのか、その原因に近づいていく設定。男がここまで壊れてしまった理由が徐々に明らかになり絶句してしまう。とても虚しくて哀しい物語だった。ただ、私にとってギョングさまの代表作は「公共の敵」かなぁ。あの作品のギョンさまが大好きです。
異化効果が強烈で、まさに映画でしか作ることのできない物凄いモノを見てしまったという感じ。終盤、恋愛の始まりを予感させる圧倒的な多幸感と未来時間への期待感の中で自らの終りを幻視した主人公の生涯はまるで純化していく人間を見るようだった。恐ろしい監督だ…
社会に翻弄され落ちてゆく男の20年を演じたソル・ギョンクがとても素晴らしい。こんな救いのない物語は随時に繊細さが垣間見える彼の演技がなくては出来なかっただろうし、観続けられなかったと思う。韓国現代史を知っていないと分かりづらいのが残念。冒頭と同じラストは重苦しい余韻が残り、見応えある映画だった。
近所のレンタル屋では見つからなかったが、TSUTAYA代官山店でやっと見つけた。 誰しも、あれが人生の分岐点だったと思う場面があるはず。絶望しきった40代の男の半生が時間を遡って描かれています。 「息ができない」「母なる証明」に並び、容赦ない世界観が僕には美しく思えてしまいます。
(1999/韓国)「オアシス」で衝撃を受けたのでイ・チャンドン監督作品二本目。線路上で迫り来る列車に向かって両手を広げ「戻りたい!」と男が絶叫するショットからこの映画は始まる。だたこれからこの映画を観る人には「期待するな」と言いたい。この映画は、名を残したわけでもなくただ人生に失敗した中年男の半生、それだけだ。人間のもろさや狂気、そして救い救われること、そして救われないこと、をじわじわと感じさせられて胸が痛くなるけどね。そして主役のソル・ギョング素晴らしかった!
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ペパーミント・キャンディーの評価:64% レビュー数:33
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