捜索者 [DVD]

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主人公は先住民を嫌悪していて、さらわれて先住民の妻になった姪も恥として殺そうとする。乾いた大地と暴力のにおいのする男、英雄はいなく、彼の過去も描かれない。異文化と接触することのひとつの側面かな、と思う。
脚本家がおかしい。常に正しき判断の持ち主に設定されてるジョン・ウェインの言動が人を苛つかせて不整合と来ている。あほ2人組に命を握られた姪が哀れだ。甥は苦労した割に器が小さい。同行するイカレポンチに感化されたのか元からそうなのか。見る価値はない。
話の要素が少しバラバラしてる印象を受けたんだけど、観終わってから設定や背景を読むと作中で語られてない部分が多いからなんだなと思う。それを知ってから観ると味わい深い表現が上手く織り交ぜられてることに気付く。他の西部劇のような街や酒場でのシーンは少なく、ひたすら広大な荒野をバックにした映像が美しく印象的。そしてそこを駆け抜ける乗馬アクションのスピード感が素晴らしい。微妙な心情の機微を映像で感じさせつつ、演出や構成には後の作品に影響を与えた様々な要素を盛り込んだ作品。何度か観た方が味が出そう。
家の前で家族が出迎えるシーンが印象的。イーサンの過去には何があったのだろう。
ジョン・フォードとジョン・ウェインによる西部劇です。開拓時代に生きる男の厳しさを荒々しく西部の風景の中に描き出しています。流離いから故郷に帰ってきたイーサン役のウェイン。そのイーサンの兄弟夫婦が先住民のコマンチ族に殺されてしまいます。可愛い姪はさらわれイーサンは執念の鬼と化し長年に渡りコマンチ族を追い続けます。諦めないイーサンとマーチン。姪がコマンチの女になってた途端に手のひらを返したように辛くあたるのは酷い!でも最後には姪を小さい頃みたいに高い高いした時はキュンとしました。優しいマーチンとの対比も良し!
1956年。傑作。インディアンに弟一家を殺され姪をさらわれた男の数年に渡る執念の追跡劇。みんなのヒーローたるウェインが、8割方はいつも通りなんだけど確固とした差別心と暴力性を抱えた男を演じている。そして彼の背景は全く描かれないのが怖い。雄大な風景や牧歌的な場面などあくまで西部劇の枠内にありながら、ウェインの性質や露悪性や暴力(それも直接的な描写がないのにこうも恐ろしいとは。驚異的)によって枠そのものが揺らぐ。冒頭と終幕の対比がぶっ倒れるほど素晴らしい。男は一体何を「探して」いたのだろうか。
だらっと再見。やっぱり確信犯でジョン・ウェインにアンチヒーローを演じさせてると思う。西部劇の業を背負わせてるような気がする。最後のシーンは素晴らしすぎて、語る言葉が見つからないな…。
名作だとは言われてるんだけど、個人的にはあんまりちょっと合わなかった。西部劇だから差別的なのはまぁ別にいいんだけど、演出がいちいちつまんないし分かりやすい登場人物しか出てこない。まぁこっちの問題か。
復讐の鬼となり姪を探す主人公はアンチヒーローにしか見えない。そこに広大なモニュメントバレーや牧歌的な登場人物達の叙情さが加わり、最後のシーンの素晴らしさたるや…涙なしでは観れない。語られない、映し出されない部分を思うと胸が苦しくなる。後世に影響を与えたのも分かる名作でした、素晴らしかった!
s_n
100%アメリカ西部劇。不思議なことにそこまで差別的には思えなかった。
公開当初は酷評されたらしいけど確かに主人公は差別的で横暴だしわかりやすいヒーロー像ではなくしかもなぜそうであるかの説明もないのでわかりにくかったのだろう。実際見てもそう感じたし。その後スコセッシがこの映画に影響を受けてタクシードライバーを撮ったという意味でも重要な作品なのでしょう。あとやはり風景が素晴らしいですな。
冒頭画面の両脇が暗く中央のドアから見た外が明るく見える構図。三年ぶりに帰宅した主人公が現れる。この構図はラストで繰り返され主人公だけが家族の中に入れずに荒野に去っていく。寂しげな主人公の姿に彼の心情を語る主題歌が重なり画面は暗転。主人公の孤独を画面が語る。両脇が岩山という場面も二度繰り返され、どちらでもAかBかと言う逃れようのない深刻な対立を構図が語る。映画作家だなぁと思う。家庭的な場面が緊張感を削ぐと言う評もあるが、非情な主人公が手に出来ない家庭的な暖かさが対比的に描かれるからこそ最後の孤独が胸を打つ。
消えたものを取り返しても、消えた間の空白は取り戻せず、そして人間はいちばん取り戻したいのがそれであることに取り返す時になるまで気づかないという命題を描いて突出した西部劇。インディアンがプロットとしてのディザスターに徹しているきらいはあれど、その取り替え子じみたモチーフの普遍性は強固であり、ウェインも執念と憎悪の追跡者たる役どころにばっちりと融和。そして、真の主人公はドアと遠景、見つめる人々という反復されるイメージの数々によって得られる映画的な豊饒。その極致にウェインの佇むラストがあまりにも完璧で落涙もの。
インディアンが悪役というのは当時普通の感覚だったことを思い出した。まあ子供だったからというのもあるけど、この手のメディアに刷り込まれてたと今になって思う。どう考えても先住民が迫害されていったことは事実だから、途中の経緯としてはこういうことが実際にあったとしても不思議ではないけれど、ヒューマンドラマとして今これを観るとやっぱり描かれ方に不満を感じてしまいますな。
ジョンウェイン映画も苦手かなぁ。というかそれ以前にこの手の映画製作者が制作に行き詰ったら参考にするという系の映画(七人の侍、アラビアのロレンスなど)は確かに技術的には素晴らしいんだろうけど?って思うことが多いけどこれもそれ。ウェイン映画の中では前半は楽しんだ方だったんだけど
主人公の気持ちがよくわからない。人種差別的な(今の時代から観ると不必要に露悪的な)行動をするがその説明がない。この作品はクレジットされていないが何かの続編で、前作にて主人公がインディアンに特殊な拷問をされたトラウマかと疑ってしまう。 数年がかりで探索して見つけたインディアンにさらわれた姪を 「お前はもうインディアンだ!」 と銃を向ける心理が特にわからない。 リアルタイムで七〇年前に観ればわかったのだろうけど、時代の波にさらされてぼやけている印象。
アメリカが永年誇るべき映画。日本でいえば、七人の侍。ジョン・ウェインは捜索者。拉致された姪っ子を探す人。しかし彼自身は、最後まで“自分の帰る家”を見つけることは出来ないまま未だに“捜索者”で終わる。だからジョン・ウェインはラストシーンで家に入ることが出来ないまま扉は閉められる。この映画が証明した時の流れに取り残された人間に対する残酷さと共に観客に表現しがたい哀愁を残す。それをジョン・フォード自身が理解して作っていた。素晴らしいが、ツッコミを入れるならば、デビーの一回目と二回目の心変わりが早すぎる点かな。
最も敵を憎んでいる人間が最も敵の習俗を理解している。単なるレイシストじゃないんだ。
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