僕だけがいない街 - Ecriture Zeroさんの感想

[09/26] Ecriture Zero
恋心を抱いた相手に忘れ去られ、僕だけがいない街へ向けて突き進まねばならない主人公。行動した結果が「悲劇であっていいはずがない」という信念のもとに時間を跳躍して歴史を改変しているのに、最も身近な「悲劇」ともとれる自らの死を改変することはできない。僕だけがいない状態を「悲劇」とせず、ジョン・ダワー流に言えば「敗北を抱きしめて」いるこの作品の方が、『君の名は。』の下品なハッピーエンドよりも遥かに好感が持てた。創意工夫で他を出し抜くのではなく、負けを引き受ける作風はネオリベラルな世界の改変につながるだろうか。 ★​
僕だけがいない街

ナイスした鑑賞家さん

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