帝都物語 [DVD] - _Stroszekさんの感想

[02/19] _Stroszek
1988年。原作は1985年から発表された荒俣宏の小説デビュー作。林海象脚本。伝奇オカルトバトル。大正時代、東京の破壊を企て平将門の怨霊を蘇らせようとする魔人加藤保憲の暗躍を描く。加藤を演じる嶋田久作はドイツ表現主義映画に出てくるような禍々しい風貌で、この映画のルックを決定づける。正義の側に立つ登場人物たちのどろどろした昏い事情が終盤突然暴露されるので、相対的に加藤が清々しい努力の人に見えてくる。式神の造形と動きが秀逸。闇夜に映えるドーリア式建築の柱の間から、あり得ないほど大きな月がのぞく場面が美しい。
帝都物語 [DVD]

コメントを書く




「帝都物語 [DVD]」のみんなの感想へ
ログイン 新規登録